内容説明
ヘレニズムの代表的な学者詩人アポローニオス・ロディオスの叙事詩を中心に、模倣とアリュージョンという詩作の技法を分析し、変革の時代に文学と学問の綜合を目指した詩の本質を読み解く。
目次
1 模倣による古典の継承と詩作の技法(打ち合い岩;ナウシカアーとメーデイア ほか)
2 アリュージョンによるホメーロス・テクストの解釈(人間の食事;甘美な眠り ほか)
3 アリュージョンによるホメーロス語彙の解釈(ヘクトールの叱責;キマイラ ほか)
4 非ホメーロス語彙によるホメーロス・テクストへのアリュージョン(ロートスの野;アキレウスのようなヘクトール ほか)
5 附・テクスト研究
著者等紹介
高橋通男[タカハシミチオ]
1940年生れ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。慶応義塾大学言語文化研究所教授。専攻は、西洋古典学
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