内容説明
人間の社会的成長の中で直面する基本的問題を論じる入門書。現代社会における人間の心理や行動、社会現象についての知見を取り扱う。学習ガイド・専門用語解説・演習問題付の最新のテキスト。
目次
社会心理学とはどのような学問か
欲求と動機づけ
自己
社会的認知
態度と態度変容
対人関係と対人行動
集団
マス・コミュニケーション
普及
流行
集合行動
社会化
著者等紹介
青池慎一[アオイケシンイチ]
1942年生まれ。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学文学部教授。専攻は社会心理学(コミュニケーション学・普及学)
榊博文[サカキヒロブミ]
1947年生まれ。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶応義塾大学文学部教授。専攻は社会心理学(説得学・普及学)
三井宏隆[ミツイヒロタカ]
1946年生まれ。慶応義塾大学文学部教授。信州大学文理学部卒、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は社会心理学(研究法・方法論、対人行動学、集合行動論)
南隆男[ミナミタカオ]
1944年生まれ。慶応義塾大学文学部教授・同大学産業研究所研究員。慶応義塾大学文学部卒、米国イリノイ大学労働産業関係研究所博士課程修了。専門は社会心理学、産業・組織心理学、組織行動論、キャリア発達論
木島伸彦[キジマノブヒコ]
1966年生まれ。慶応義塾大学商学部助教授。横浜国立大学卒、慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。専門はパーソナリティ心理学、異常心理学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T2C_
1
まとめと例題、用語の補足と理解の助けとなる要素が多く備わった一冊。社会心理学という社会学と心理学を包括した概念、観念に初めて触れたので新鮮であった。人間の行為を決定付けるのは何であるかに興味が尽きない人間としては栄養価が非常に高く、欲求や態度という曖昧性を持った概念を体系的にまとめ上げ定義しモデルを構築する過程を学ぶ上でも参考となるだろう。序盤から終盤に掛けてミクロ→マクロと変遷した印象があり、恐らく扱う難しさからか少し尻窄みになっていたのが少し残念ではあった。現代の流れも照らし合わせた書籍に繋げたい。2015/02/02
ヨミナガラ
1
"人は他者と同一でありたいという動機(陽)と異なっていたいという動機(陰)を併せもつ。"2014/04/06
kana
1
社会心理学に関する諸理論がかなりわかりやすい言葉でまとめられていると思います。
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- 和書
- 新潟 佐渡 ココミル