内容説明
日本は外交目標をどう定めるべきか?目まぐるしく変動する朝鮮半島情勢について、示唆に富んだ視野の広い分析を展開する。
目次
第1部 危機管理と紛争予防(「ならず者国家」と条件つき関与政策―米国の対北朝鮮政策を中心に;南北首脳会談後の平和体制樹立問題―制度的措置と軍事的措置の交錯;北朝鮮のミサイル外交と各国の対応―核外交との比較の視点から;岐路に立つ米韓同盟―ポスト9.11の米軍変革の中で)
第2部 周辺大国の危機対応(朝鮮半島危機と米国;朝鮮半島危機と中国;朝鮮半島危機とロシア)
第3部 韓国と北朝鮮(NSCから青瓦台へ―韓国・盧武鉉政権における外交・安全保障政策決定中枢の変化;経済問題としての北朝鮮核開発事態―韓国政府の政策立案環境;体制危機への北朝鮮の対応―内政的文脈から;金正日「先軍政治」の本質;冷戦終結以降の北朝鮮の対日外交―国家正統性と経済協力のトレードオフを中心に)
著者等紹介
小此木政夫[オコノギマサオ]
慶應義塾大学法学部教授。1945年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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