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Keio UP選書
福沢諭吉を描いた絵師―川村清雄伝

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766407761
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C1323

内容説明

幕末から明治への激動の時代に旗本から画家へ転身し、波乱に富んだ人生を送った川村清雄。明治4年に徳川家私費留学生として渡米し、パリを経て、明治8年には王立ベネチア美術学校に学び、欧米で直接画技を習得した最初期の日本人である。清雄は、自身の肌に染み込んだ江戸のこころを失わず画業にはげんだが、列強に追いつけ追いこせの国ではそんな油絵師の存在など芥子粒に等しかった。その実力にも関わらず、時流に乗れず久しく忘れ去られていた。勝海舟など幕末から昭和にかけての重要人物とも親交があり、清雄を通して歴史の新たな一面が提示される。

目次

序章 油絵師の問いかけ
第1章 旗本の系譜
第2章 ベネチアに学ぶ
第3章 帰朝者の笑と涙
第4章 江戸への回帰
第5章 草莽の臣

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tohoho

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幕末から明治への激動の転換期、旗本から画家へと転身した川村清雄。政治学を学ぶべくアメリカに留学するが、趣味の絵を褒められフランス、イタリアへと本格的な絵の勉強に行っているのは驚き。帰国後は洋画家ならぬ油絵師として、日本の心で日本画を多く描いている。徳川家達の守り役でもあった清雄は勝海舟にも可愛がられ、画室まで造ってもらい画塾を開いていたとは。油絵に金箔をつかったのは清雄が初めのようだが、それを黒田清輝が真似していた?あの天璋院の肖像画が有名だが、代表作は神宮外苑の聖徳記念絵画館にある『振天府』。2019/02/20

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