内容説明
新人会は、大正七(一九一八)年十二月、東京帝国大学の学生が中心となって結成された学生運動団体であり、昭和四(一九二九)年十一月に解散するまで、わが国学生運動の中核的存在であった。本書は、この新人会を考察することにより、大正昭和期を通じたわが国の社会運動及び社会思想の一端を描くことを目的としている。
目次
新人会成立の背景
『デモクラシイ』の思想
『デモクラシイ』時代の活動
『先駆』の思想
『先駆』時代の活動
『同胞』の思想
『同胞』時代の活動
『ナロオド』の思想
『ナロオド』時代の活動
新人会機関誌にみる労農ロシア観の一考察〔ほか〕