内容説明
昔の社長は、こんなに魅力あふれる人たちだったのか!日本人になじみ深い企業の創業者9人が、苦難を乗り越えて創業し、会社を大きく育てていった道程。そこには、今こそあらためて学びたいリーダーの資質が顕れている。
目次
挑戦―山崎峯次郎(ヱスビー食品株式会社)
冒険心―鈴木三郎助(味の素株式会社)
進取―木村安兵衛(株式会社木村屋總本店)
決断力―江崎利一(江崎グリコ株式会社)
探究心―蟹江一太郎(カゴメ株式会社)
反骨心―細田栄太郎(榮太樓本舗)
不退転―西尾正左衛門(株式会社亀の子束子西尾商店)
判断力―三島海雲(カルピス株式会社)
倫理感―中島董一郎(キューピー株式会社)
著者等紹介
若山三郎[ワカヤマサブロウ]
1931年新潟県出身。日本製鋼所通訳、西松建設通訳、米軍通訳を経て、1961年より文筆業に専念。推理小説、青春小説などさまざまなジャンルの作品を執筆。1980年代からはミステリ作品、1990年代からは大企業のトップの伝記を多く執筆している。現在、雑誌『政経人』に「熱き創業者魂の軌跡」と題して創業者列伝を連載中。(社)日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Fukushima Miho
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諦めない気持ち、負けない志、復活する気力、 感嘆するばかり。 成功して、なお驕るどころか感謝する気持ち。 経営者として素晴らしいのはもちろん、人間として 素晴らしいわけで、「私は自分のことだけしか考えていない」 のではないか?と置き換えることもあり。 この時代は戦争があり、自宅や工場が焼失し、逆境であっても、 好きなことに没頭してあくまでも探求し続ける。 粘り。人望。 思い描く日本人像がここにあった。 2012/10/03
テツオ
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明治時代に生まれ、大正、昭和と激動の時代のなかで企業を興し、一流企業の礎を築いた創業者たち。江崎グリコ、キユーピー、カゴメ、栄太楼、キムラヤなど登場するのは食品や菓子業界が多かったが、亀の子束子の発明(?)から類似品に対抗する特許取得、商標を広める宣伝、水回りの商品を紙で包んで売るという逆転の発想など、おもしろかった。2012/05/10
テキィ
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ちょっと記述が浅いというか、もう少し濃い内容を期待していた。サクッと読めるので、その点はいいかも。2010/05/23