内容説明
中国人の男に捕らえられ、満州・斎斎哈爾にある大きな屋敷へと連れられていくロシア人の母娘、オリガとタチアナ。屋敷で2人を待っていたのは、過去にオリガと因縁のある男、冠樹寛人と養子の繁彰だった。調教役を命じられた繁彰は、これまでの奴隷とは違う何かをオリガに感じ、主従を越えた感情が芽ばえ始めていく。寛人の影に怯えながらも想いを募らせる繁彰。彼もまた、寛人に服従を強いられ、調教された奴隷だった…。
著者等紹介
令妃[ハルヒ]
1967年生まれ。食品メーカーに就職。その後、雑誌編集部でアルバイトをし、独立してフリーランスのライターとなる。情報誌、スポーツ誌、ファッション誌など多数の媒体で執筆を続けて、現在に至る。今回は初めて長編小説へのトライ
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