内容説明
NHK教育テレビ英会話「イングリッシュ・チャンネル」でおなじみの小林章夫先生が、イギリスに伝わることわざから、本当の紳士的、淑女的生き方を提案する。
目次
紳士とは他人に苦痛を与えない人である
俗物とはナイフを使ってエンドウ豆を食べる人である
大きくなって立派になりたかったら、目立たず静かに歩くようにするのだぞ
PとQを忘れないで
二人のイギリス人が出会うと、まず最初の話題は天候である
際だった柄物を上手に着こなすには、個性を伝統性によって包むべきである
あなたをどのようにお呼びしたらよいのか?
うろたえるな(イギリス人のしつけのモットー)
非難すべきは酒を飲むことではなく、度を過ごすことである
世界中の国民の中で、イギリス人ほど純粋な哲学者のいない国民はないだろう〔ほか〕
著者等紹介
小林章夫[コバヤシアキオ]
1949年東京生まれ。イギリス文学専攻。上智大学大学院文学研究科修了。同志社女子大学教授を経て、現在、上智大学文学部教授。この間、イギリスのブリストル大学大学院において十八世紀英文学を研究。現在NHKテレビ英会話講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
相手との距離をどの程度とするか。それは難しい問題である。距離を取りすぎれば雰囲気が悪くなり、近くしすぎれば紳士的なものではなくなる。どちらのリスクを取るかは本人の好みにも寄ってくるのだが、英国人は概して最初は距離をとっておくことが紳士的なマナーであると考えている。2013/11/19
Humbaba
1
習慣というのは非常に強い力となる。最初は巧くできないことであっても、続けていれば自然とできるようになる。とっさの場合にとれる行動と言うのは、普段から訓練したものだけである。いついかなる時でもとっさの行動が取れるように普段から心がけておくことが大切になる。2014/07/18