内容説明
60年代後半に劇団の旗印として登場し時代を挑発したアングラ演劇のポスターから、70~80年代の演劇ブーム、そして現在。時代の流れとともにポスターや劇団はどう変化したのか?過去の演劇ポスターやチラシは公演が終了すれば、その後なかなか観る機会はない。時代の記憶装置ともいえるポスターとチラシ約400点。ここに伝説の舞台が蘇る―。
著者等紹介
笹目浩之[ササメヒロユキ]
ウルトラポスターハリスター/プロデューサー。株式会社ポスターハリス・カンパニー代表取締役。株式会社テラヤマ・ワールド代表取締役。三沢市寺山修司記念館副館長。現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクト代表。ほか、演劇プロデューサー、書家など。1963年茨城県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
143
エログロやアートっぽい作品等、バラエティに富んだ演劇のポスター集です。私は、まともに劇場で演劇を観たことがないので、何時かチャレンジしてみたいと思います。 https://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=541942024/05/01
Mark.jr
5
映画館で流れる予告編を見るのと同じくらい、劇場や映画館に置いてあるフライヤーやポスターを見るのが好きな人は、少なからずいるはずです。特に芝居は、写真もイラストもどっちも使えるので、やはり群を抜いてお洒落ですね。2025/03/02
Go Extreme
2
1950~1970年代:60年代の反体制主義・反商業主義的思想→アングラ劇場 サイデリックなポスター 劇団の旗印・劇団を牽引 1980~1990年代:学生運動が収束→エンターテインメントを求める時代 演劇もポスターもポップでカジュアルに 90年代・プロデュース開演↑→演者の写真メインの宣伝ビジュアル 2000年代以降:宣伝ビジュアルーポスターからチラシメインへ 多様性の時代・考え方も劇団や演出家によりさまざま コロナをきっかけにポスター数は激減 デジタルサイネージの普及→宣伝ビジュアルの在り方も変わる2024/09/26
kaz
2
時代によるものなのか、劇場によるものなのかがよくわからないが、印象の変化にとまどいすら覚える。図書館の内容紹介は『アングラ演劇のサイケデリックなポスター、ポップでカジュアルなポスター、演者の写真メインの宣伝ビジュアル…。1950年代から現在までの演劇ポスターとチラシ約400点を収録する。佐藤信らのインタビューも掲載』。 2024/09/10