内容説明
ようこそ、石版印刷の工房へ!石を使った、この魔法のような印刷技術がいかにして誕生したのか、そして石版印刷のしくみまで。オフセット印刷の起源にもなった不思議な印刷の世界をご案内します!石版印刷のことがゼロからわかる!職人を水先案内人に、大人から子どもまで楽しめる、いちばんやさしい石版印刷入門ブック。
著者等紹介
バザン,ギャビー[バザン,ギャビー] [Bazin,Gaby]
1992年生まれ。南フランスの地中海沿岸で育つ。パリのフランス国立高等装飾美術学校でプリントイメージを専攻し、活版印刷や製本技術を学ぶため、トリノやプラハに滞在。現在は、パリ郊外のサン・ドニにあるアーティスト・クリエーターのための共同施設、ラ・ブリシュ(La Briche)にアトリエを構え、ことばとイメージの関係性をテーマに、印刷技術の豊かさとその歴史を探求する創作活動を続けている
みつじまちこ[ミツジマチコ]
1964年、三重県生まれ。洋書絵本輸入会社勤務を経て、絵本、アート、食の分野を中心に、英語とフランス語の翻訳、執筆、編集にたずさわる。そのかたわら、さまざまな絵本コレクションのアーカイブづくりに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
83
活版印刷にに比べてわかりくかった赤飯印刷。いまは石版印刷、使われ続けられているのだろうか。1700年代に発明されてということだが、現代ナタ便利すぎてこういう印刷が生まれなかったかもしれない。活版印刷も石版印刷も挿絵が素敵。図書館本2023/10/19
FOTD
23
世界で初めての平版による印刷技術である、石版印刷(リトグラフ)をわかりやすく説明した絵本。赤、青、黄、の3色で印刷されたイラストがおしゃれで美しい。技術や歴史についてはこの本の絵で理解できるが、道具や印刷機については写真を掲載してくれたら、より理解が深まっただろうと思う。2024/01/05
ヒラP@ehon.gohon
14
石版印刷で描かれた、石版印刷の技法の紹介本。色彩的ににぎやかな絵本でした。2025/04/13
遠い日
8
石版印刷(リトグラフ)の開発と歴史について、とてもわかりやすく解説。先のNHKの朝ドラ「らんまん」で主人公が自分の図鑑を作るのに自ら石版印刷機を購入し、一心に下絵を描き、印刷していたが、今ひとつ細かいところまで理解が及んでいなかったのが、ここで氷解。そうか、だから絵や字が印刷できるのか⁉︎とすとんと腑に落ちました。2024/02/28
ganesha
5
200年前に誕生した石版印刷のしくみをわかりやすくまとめた絵本。むずかしいと思っていたリトグラフの仕組みをうっすらと理解しつつ読了。2023/10/18