内容説明
古代より神話や聖書、文学、芸術に登場し人々とともに存在し続けてきた魔女。デューラー、ブリューゲル、ゴヤ、ドラクロワ、クレー、ミロなど偉大な芸術家たちは魔女をどのように表現してきたのでしょうか?紀元前から現代にいたるまでの魔女とその図像の歴史と変遷を紹介します。
目次
魔女を物語る重要作品18(“オデュッセウスとキルケー”ブリュッセルのオイノコエの画家に帰属/紀元前470~460年頃/粘土/高さ20.2cm/ルーヴル美術館、パリ;“牡山羊の礼拝”あるいは“サバトの情景”マルゲリート・ド・ヨーク/ジャン・ティンクトール『ヴァルド派の罪について』の挿絵/1470~1480年/羊皮紙に彩色/24.9×18cm/フランス国立図書館、パリ;“魔女”アルブレヒト・デューラー/1500年頃/銅版画/11.7×7.2cm/ウフィッツイ美術館、フィレンツェ;“ふたりの魔女”ハンス・バルドゥング・グリーン/1523年頃;ミクスト・メディア、板/65.3×45.6cm/シュテーデル美術館、フランクフルト;“狂女フリート”ピーテル・ブリューゲル(父)/1563年/油彩、板/115×161cm/マイヤー・ファン・デン・ベルク美術館、アントウェルペン ほか)
魔女を物語る意外な作品19(“演劇の一場面:呪術師への訪問”ディオスコリド・デ・サモス/紀元前2世紀/モザイク/42×35cm/国立考古学博物館、ナポリ;“魔女”ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエリ、通称グエルチーノ/1640年頃/インク、紙/19.5×17cm/ロイヤル・コレクション、イギリス;“魔女のいる情景”サルヴァトール・ローザ/1645~1649年頃/油彩、カンヴァス/直径54.5cm/クリーヴランド美術館、クリーヴランド;“角の生えた魔女”作者不詳/18世紀/油彩、カンヴァス/個人蔵;“マクベスの3人の魔女”ダニエル・ガードナー/1775年/グァッシュ・チョーク、カンヴァス/94×79cm/ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ロンドン ほか)
著者等紹介
パレ,アリックス[パレ,アリックス] [Par´e,Alix]
ルーヴル美術学校卒。17~20世紀西洋絵画の専門家。8年間、ルーヴル美術館とヴェルサイユ宮殿で勤務。美術史のワークショップや講演を行うほか、パリで開催される大規模展覧会に関わる
冨田章[トミタアキラ]
1958年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。成城大学大学院文学研究科修了。財団法人そごう美術館、サントリーミュージアム“天保山”を経て、現在、東京ステーションギャラリー館長。これまで「ロートレック展 パリ、美しい時代を生きて」「エミール・クラウスとベルギーの印象派」「シャガール―三次元の世界」「メスキータ」などの展覧会に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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