内容説明
作品写真とともに、バンクシーの鋭い権力批判、社会批判のメッセージをわかりやすく解説。各作品の所在地を世界地図でマッピングした。コロナ・パンデミック関連作や、ウクライナ・キーウ近郊の爆撃建造物に残された最新作などを網羅した増補版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
261
バンクシーのかなり早い時期(ブリストル時代)から、20022年のウクライナまでを網羅したアーカイブ。既に消されるなどして失われたものも、可能な限り掲載している。最初期が1999年ブリストルの"MILD MILD WEST"。そして初期の代表作となった2002年ロンドンの"THERE IS ALWAYS HOPE"。よく知られた女の子が赤い風船を持っている絵だ。翌年にはベツレヘムの"RAGE:THE FLOWER THROWER"等々。神出鬼没のバンクシー、そういう風に言うとなんだか義賊みたいだが。2025/01/26
けんとまん1007
49
バンクシー。この批判、ユーモア、ウイット、ポジテイブなど、マルチな視点・視座・精神を少しでも吸収したいと思う。そのためには、何をすべきか、日々の在り方が大きな力になりうるということ。2023/07/04
テト
20
バンクシーの時間的な行動履歴と作品をコンパクトにまとめた小さめの本。バンクシーが作品を残した場所が数年毎に地図になっており、世界情勢のどのようなところに視点を持っていたのか、わかりやすかった。失われている作品も多く、また環境に応じた即興性のある行動と展示として、いろいろなことを感じることができるものであった。2024/03/26
たか厨
17
2023年4月刊(原著は2022年刊)。神出鬼没・正体不明のストリート・アーティストとして世界的に名を馳せるバンクシー。その初期(1999年)から2022年までの作品を、出現順に整理し、各作品ごとに見開きで収録した本。見開きの右ページには作品の写真を収録し、左ページにはその作品に関連した言説やバンクシー自身の言葉、簡略な作品解説、作品情報(「今は消されて現物はない」など)を掲載する構成。各作品がどこに出現したのかを記した世界地図も収録の親切設計。(続)2023/07/10
Mirror
16
話題が先行するが、彼の主義主張を読んでいきたい。2023/07/08