出版社内容情報
ヴィクショナリー[ヴィクショナリー]
編集/写真
大久保 ゆう[オオクボ ユウ]
翻訳
内容説明
よく知らない場所にやってきた来客に、そこからどう進めばいいか、どこに何があるのかを教えてくれる案内表示―それが「サイン」です。サインの主な目的は、ややこしい場所であっても迷子にならないようにする点にありますが、図形や記号で特徴的かつ魅力的にデザインすると、さらにブランドの個性を際立たせることもできます。そうしたサインデザインを創造するにあたっては、実用性と訴求力のあいだで絶妙なバランスを取ることが、課題となってきます。本書では、世界各地の見事なサインデザインの新作一覧をお届けしています。どれも、革新的な取り組み方と実用性において際立っており、機能性と注目度をバランスよく両立させています。付録では、個別事例のストーリーと専門家の考え方を伝えることで、効果的なサインデザインの向こう側にあるクリエイティヴな考え方と想像力が、デザイナーの作品から見えてくるようになっています。
目次
アート&カルチャー
レジャー&公共施設
教育機関&オフィス
小売店舗&商業施設
自然環境下での案内表示―『ザールバッハ・ヒンターグレム・スキー場(レオガング・フィーバーブルン)』motasdesign制作
街歩きを言葉でマッピング―歩行者用道案内システム『レジブル・ロンドン』Applied information Group制作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2022/12/14
kaz
1
つい建築に目を向けてしまうが、逆に言えばすばらしいデザインは、建築のすばらしさを邪魔しないものなのかもしれない。図書館の内容紹介は『特徴的かつ魅力的で、ブランドの個性を際立たせるサインデザインを創造するには? 機能性と注目度をバランスよく両立させた、世界各地のサインデザインを紹介する。個別事例のストーリーと専門家の考え方も掲載』。 2023/01/17
kimamabito
0
パラパラめくりました。美しいです。見ていると自分のセンスまでよくなった気がします。 ただ、まったく初めての人、とくにお年寄りにもすべてのサインが伝わるかというと、どうかな、と思うものもあり。2023/05/04
ゆうゆう
0
世界の公共機関等施設の具体例を示しながら、実際に携わった設計者のアンケートを掲載しており、情報量は多いものの、スッキリとまとまっている。読みやすい。印象に残ったのは、「空間に溶け込むような心地よいデザイン」。この考え方はデザインだけでなく、日常生活全般に当てはまると思うので、心に留めたい。2023/01/28