内容説明
世界中で愛される人気のピオニー53品種一挙掲載!!豪華に、可憐に、ロマンチックに…美しい写真で魅せる、まるごとボタン・シャクヤクの本。色とりどりの大輪の花が、見る人すべてを魅了する!人気品種の詳しい解説、栽培やお手入れのポイントなどピオニーのすべてをこれ1冊に。
目次
日本のピオニー―ボタンとシャクヤクの違い
はじめに
ピオニーの歴史
ピュア
ドラマティック
ロマンティック
フレグラント(香り)
育て方と管理の方法
著者等紹介
イースト,ジェーン[イースト,ジェーン] [Eastoe,Jane]
ガーデニング専門家。元ファッション誌編集者で、花をこよなく愛し、花についての執筆で個性あふれる世界を切り開く
レーン,ジョージアナ[レーン,ジョージアナ] [Lane,Georgianna]
花、庭園、旅行写真ではトップクラスのフォトグラファー。書籍、カレンダー、そして「Romantic Homed(ロマンティックホーム)」等の雑誌で国際的に作品を発表
倉重祐二[クラシゲユウジ]
千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)に勤務後、現在は新潟県立植物園園長。専門はツツジ、シャクナゲの系統分類や園芸品種の起源の解明。新潟の園芸史にも精通し、研究を続ける傍ら、書籍や記事の執筆、講演などを通じて、植物の魅力を広く伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
49
牡丹は樹木、芍薬は草木。どちらも東洋のしっとりした美という印象を持っていたが、ピオニーという名で呼ばれると、一気にパッと賑やかで乙女チックな表情を見せてくれたような気がする。何層にも重なったボリュームたっぷりの花びら、濃淡取り混ぜた淡かったり妖艶だったりの色彩。そして、本ではわからないけれど、とても良い匂いがするものもあるらしい。交配を幾度も重ねて作られた、望み通りの姿と色に、付けられた花の名前がまたロマンティック。フリルのたっぷり付いたドレスをまとった女子集団的趣きのピオニーたち、喋ったらやかましそう。2021/02/27
リコリス
40
澄んだ空気とふんわりと柔らかな香りが漂ってきそうな美しい写真にうっとりと夢見心地になる。とても大きな花なのにふわふわと風に揺れる花びらは可憐で触れてみたくなる。芍薬や牡丹は日本ぽい印象だったけどピオニーと呼ばれ「花の世界のマリーアントワネットのような」といわれるとなるほどと思う。歴史、品種、育て方なども詳しく書かれているけれど写真集としても素晴らしかった。2021/05/22
愛玉子
28
立てば芍薬座れば牡丹。日本では美しい女性を例えた言葉だが、英語ではどちらもピオニーだそう。頁をめくるたびに、とても豪華で美しい花が次々と現れ、見とれては深呼吸してしまう。幾重にも重なる薄い花弁はしっとりと瑞々しく、しどけなく開いた花弁からたっぷりとおしべがこぼれている様は、どことなく艶かしい。大きなものでは直径三十センチにもなるという、まさに百花の女王。ピオニーと聞くと香水の甘い香りをイメージするけど、実際には香料は取れないそう。今度花を見に行く時には、迷惑にならない範囲で本物の香りも楽しんで来なくては。2021/04/02
りお
26
「ピオニー」という名前も含めて可愛らしくて愛おしい。2021/12/26
tom
18
読友さんのコメントを読んで借りてくる。ボタンとシャクヤク、木と草の違いがあるのだけど、どうもお友達らしい。交配できて、ハイブリッドシャクヤクというものを日本人が作り出している。それはともかく、とても写真写りのよい華やかさ。写真にしてみたいと思って、お花まで買ってきた。一本350円。それなりにお高いけれど、たぶん去年、一昨年よりずいぶんお安い気がする。この本に出てくるような大量のお花を撮れたら楽しかろうと思うのだけど、そこまでの資力はない。私が買ったのは2本だけ。しばらく楽しめそう。2021/04/21