内容説明
全世界で注目を浴びているアフリカ布(アフリカンテキスタイル)。なかでもワックスプリントは、その鮮やかな色彩と手作業によって生まれるずれによって世界中の人々を魅了しています。しかし19世紀にオランダで生まれたこのテキスタイルが、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを長い間旅しながら育まれた歴史の産物だということはあまり知られていません。本書は、ワックスプリントがアフリカ社会に浸透するまでに辿った数奇な歴史や現在の世界市場について、またさまざまな柄・モチーフの由来や使用例について、300点以上の図柄や写真とともに解き明かす、今までにない1冊です。
目次
テキスタイルの風景
1 ワックスプリントの発展(インド更紗からワックスプリントへ;数奇な布、ワックスプリント;それぞれの販売テリトリー;布から服へ;プレタポルテへの進出 ほか)
2 テーマ別にみるアフリカンテキスタイル(インディゴ;ラベルや布の耳;王家の伝統;アルファベット;宗教 ほか)
エピローグ
巻末資料
著者等紹介
グロフィレー,アンヌ[グロフィレー,アンヌ] [Grosfilley,Anne]
アフリカのテキスタイルとファッションを専門とする人類学博士。Diorをはじめ、さまざまな企業やクリエイターのコンサルタントを務め、キュレーターとしても活躍しており、2010年黒人アート国際フェスティバル(ダカールにて開催)や、2016年セイドゥ・ケイタ展(パリの国立グラン・パレ美術館にて開催)などの国際的なプロジェクトに定期的に参加している。文化遺産としてのテキスタイルを通してアフリカの人類学を論じた業績が評価され、イギリスでミレニアムワードを受賞。大学等の教育機関で教鞭をとり、独自のアート・教育アプローチを教授している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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