内容説明
路線図をただ眺めて「いいねぇ」って言いたい!全国各地の鉄道路線図・運賃表・停車駅案内を約200点掲載!
目次
路線図ってどうやってできたの?
路線図鑑賞のポイント
全国の地下鉄路線図鑑賞
全国鉄道路線図・運賃表・停車駅案内
遍愛!鉄道会社公式路線図
「インディーズ路線図」の世界
著者等紹介
井上マサキ[イノウエマサキ]
1975年宮城県生まれ。「路線図愛好家」として「エキレビ!」「デイリーポータルZ」などインターネット媒体で記事を執筆する他、メディアにも出演。鉄道会社公式サイトで連載も持つ。その他、育児、お笑いといったジャンルで、自治体広報誌、企業PR誌、ネットなどで幅広く執筆する
西村まさゆき[ニシムラマサユキ]
1975年鳥取県生まれ。「デイリーポータルZ」はじめ主にインターネット媒体で路線図、地図、地名、県境などの地理ジャンルを中心に記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
38
日本全国の路線図を集めて、そのデザインを良さを堪能する。私も東京メトロと都営地下鉄の複雑に組み合わさった路線図を何度か美しいと感じたことがあります。各地域の文化、特色に基づいた個性豊かなデザインの数々。思わず「いいねぇ」と頷くものも。路線図を「ファンタジー」と表現するのは、地形にこだわらずわかりやすさを重視しているから。うまく言い表していると思いました。2019/11/17
yyrn
36
東京の地下鉄路線図は、見慣れてしまえば、感動する人もいないだろうが、でもそのデザインが人々に与える利便性を思うと、間違いなく大傑作だと思う。それも年々着実に進化していたとは!▼ナイキやアップルのロゴマークも素敵だし経済的価値も生み出しているのかもしれないが、でも路線図はどれも、そのお国柄や土地柄、路線の個性が出ていて面白く、かつ分かりやすくて、利用する多くの人々に時間的価値もさり気なく提供していると思う。私も一度でいいからこういう役立つデザインをしてみたかったw。▼大胆に位置情報をデフォルメしているのに⇒2022/11/27
森林・米・畑
33
若い頃東京で山手線や地下鉄に乗り、車内や駅に貼り付けられていた路線図に魅了された。ややこしい路線図を田舎者にも分かりやすくデザインされていた。あの時から地図ではなく、デザインポスター感覚で見るようになった。また福岡に住んでた頃、気になったのは市営地下鉄の駅のシンボルマーク。あのデザインにはしびれました。とにかく路線図好きにはたまりませんでした。見てるだけで旅気分です。2022/01/23
kei-zu
31
私は「鉄分」は薄いのですが、路線図の機能美は見て楽しい。 本書によれば、実際の地形より利用者の乗車感覚に寄せた路線図の発祥は、ロンドン地下鉄に遡るとのこと。新線開通に伴う都内の地下鉄路線図の変遷の話題が楽しい。確かに、大江戸線を丸型に描くって英断ですね。 旅先で乗った路線を探すのが楽しいことはもちろん、おそらくは今後訪れることもないであろう鉄路の果てにも思いを巡らせることができます。2022/10/22
Nwshina
16
一時間十分ほどで読了。日本各地の路線図を纏め、解説した本。僕自身電車などは詳しくないけども普通に読めるという感想。既知な路線図もいくつかあり、嬉しい。南海電気鉄道、神戸電鉄のデザインが好き。まぁ、最も印象的だったのはIGRいわて銀河鉄道だけども。『現実世界を表現しながらも、現実そのままを映していないところに魅力を感じてしまうのだ』。筆者自身がマニアな方で路線図に対する熱い思いが表れている。路線図って意外と面白い。デザインの工夫もそれぞれで、面白いのが大好きなのだ。熱弁が苦手なら無理かも。熱意を感じる一冊。2022/01/15