内容説明
今こそ記録したい!離島ゆえに受け継がれてきた、貴重で、脆い、ニッポンの宝を―。
目次
春(沼島八幡神社春祭り/沼島・兵庫県;佐渡の郷土芸能/佐渡島・新潟県 ほか)
夏(糸満ハーレー/沖縄本島・沖縄県;管絃祭/厳島・広島県 ほか)
秋(奄美大島のアラセツ/奄美大島・鹿児島県;薩摩硫黄島のメンドン/硫黄島・鹿児島県 ほか)
冬(壱岐大大神楽/壱岐島・長崎県;ゲーター祭/神島・三重県 ほか)
著者等紹介
箭内博行[ヤナイヒロユキ]
1973年生まれ、埼玉県育ち。國學院大卒。「島」「祭」「日本再発見」がテーマの写真家。離島自治体のパンフレット制作にも携わる。他に「島」関連の撮影・執筆多数。国内の離島を活写し続けている。ヤナイフォトイメージ合同会社代表。(社)日本写真家協会(JPS)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
33
写真家は島を歩いて20年。いろいろな祭り場面を活写、日本の多様性や豊かさを感じることができます。◉大分姫島のキツネ親子の一枚、これいい。八重山のミーラク(弥勒)奉納舞、夏空に極彩色、ニライカナイってきっとこういう感じ。◉なかには存続の厳しい祭りも。ぜひ記録を続けて、10年後20年後、同じ祭りの定点観測を届けてほしいと思いました。2020/05/08
たまきら
26
「あっこれ!」当時同棲相手だった夫と、1か月かけて西日本から沖縄本島までを旅したとき与論島で見た十六夜踊の仮面です。恐るべきの与論献奉の洗礼を受けた満月の夜。踊り狂う彼を見て(あれは獣じゃ…)と思ったのに何で結婚したのやら。しかし奇祭だらけ。こういう日本の面がすごく好きです。2018/09/25
けんとまん1007
25
素晴らしい表情・眼の力。そして、優しさも力強さも感じる。日本の伝統的な祭り。最近、これみよがしに作られているお祭りとは、まったく違う世界、そして、そきに暮らす人たちの息遣いがある。重みが違うのだ。伝統・文化の類は、自分の身の回りにもまだまだあるが、残したいと切に思うようになった。そのためには、自らが参加することから始まる。誰もが、残したいと思うからこそ、今につながる。2018/11/03
やぎ
9
離島と聞いただけで旅情を掻き立てられるし、そこに祭りがあるなら見てみたい。 1,100年も続く祭り、100年ぶりに復活をした祭り、島の謎多き奇祭、震災からの復興を遂げた祭り、離島ゆえに高齢化で失った祭りなど様々。巻末の祭りリストと祭りMAPを見ながら楽しんだ。そして検索して動画を見たら行きたくなる離島が沢山あった。祭りはニッポンの宝。大切に残したい。2019/11/18
Hiroki Nishizumi
5
いやぁ面白かった。先月パーントゥに逢えて奇祭に目覚めてしまった。ボゼやメンドン、トシドンに逢えるのはまだ先になりそうだが、与論の十五夜踊、糸満ハーレー、八月マッティこの辺りはおさえたいな。2018/11/01