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内容説明
グラフィックデザイナーやイラストレーターが、地図作家にもなり得る現代。タイポグラフィやインフォグラフィック、その他最先端のデザイン手法を駆使して生み出される地図はどれもクリエイティブで、地図の持つ大きな可能性を感じずにはいられません。科学や芸術、テクノロジーを融合することで、いかにして情報ツールであると同時に人々に感動を与えるアートとしての地図を生み出すことができるのか？『デザインが楽しい！地図の本』では世界中から選りすぐりの地図を集め、その秘密に迫ります。
目次
テレグラフ・ツーリズム
キングスクロス・ウォーキングガイド
カラーコーツ・バイク＆カヤック・レンタル
オルティージャの地図
世界旅行が当たるキャンペーン
スカイリム
Ｉ Ａｍｓｔｅｒｄａｍエリアマップ
スポーツイベントマップ
ゼーラント地図
コペンハーゲン地図〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
67
これは楽しい本。世界各国の雑誌や航空会社の機内誌に掲載された都市の地図を集録した本。地図といってもこの本に載っているのはほぼアート。イラストレーターが抜群の色使いで描いている、ペラペラと眺めていても楽しいし地図の中身をじっくりと追うのも楽しい。行ったことや住んだことのある都市ならなお楽しいと思う。図書館本。おすすめします。2017/02/26
魚京童！
25
こういうのいいよね。抽象化する技術。日本人が入ってないけど、ゼンリン使ってる限り無理だよね。地図はより正確になり、スマホを使えば入り口まで案内してもらえる。それとは大違い。これは迷子になれるけど、新しい何かと出会える地図だ。目的のある旅行にはいらないけど、ぶらぶらするときに大変役に立つ。両極端に触れていたら、平均的な人間になる。結局そういう話だ。2019/04/23
yyrn
18
スマホでグーグルマップを検索すれば、方向音痴でも迷わずに目的地にたどり着ける世の中になってしまったので、地図に実用性を求める風潮が薄まったせいか、世界中のデザイン会社やイラストレーターが腕によりをかけた意匠性の強いユニークな地図が多数紹介されている。イラストレーターならこういう地図を描きたいだろうなというモノが多かった。気持ちは分かるが、続けて変化球ばかり見せられるとちょっと食傷気味になる。正統性あふれる（実用性も兼ね備えた）地図がたまに現れると、やっぱりこれが地図だよねと思うのは、昭和のオジサンだから？2019/01/19
noby
15
イラスト地図のいろいろ。世界中から選りすぐった中に、日本からは目黒区の地図が。「写真より描いた方が分かりやすい」というのはチラシ広告などにもありますね。特徴を際だたせることができ、購買意欲が湧く。地図も同じ。行ってみたくなる地図がたくさんありました。いわゆる観光地図に留まらず、アートとして成立している地図もたくさんありました。コンピュータ・グラフィックではなし得ないアートな地図をご覧になってください。 2017/03/23
ねむ
10
世界のいろんな絵地図を集めたデザインブックとでもいうのでしょうか、パラパラめくってカラフルな地図に夢が膨らむ楽しい時間でした。海外旅行にいくとこういうデフォルメされたビジュアル重視の地図を無料でもらえて持って帰ることも多いですが、日本の街角に置いてあるのって色がついてても基本まじめで面白くないものが多い。実用重視じゃない地図って予算が下りないのかもしれないけれど、なかなか旅行にもいけないいま見ていると、こんな楽しい地図のほうが行ってみたい気持ちが搔きたてられてgoodだなあと思いました。2022/01/16
