内容説明
きのこの王様は?アンズタケの調理法は?成熟して古くなったきのこや、一部の地域で採れたきのこが食べられないのはなぜ?トリュフを掘り出すのに、どうして犬を使うの?食用きのこ、猛毒きのこ、巨大なきのこ、小さなきのこ、珍しいきのこ、よく見かけるきのこ…。本書は個性あふれるきのこを紹介する、フランスからやってきた「きのこの事典」です。かつてフランスに大ブームを巻き起こした、貴重で珍しいクロモカードのレトロかわいいイラストが、それぞれのページを飾り、コレクションにも欲しい手のひらサイズの愛くるしい1冊となっています。
目次
きのこをめぐる冒険
ハラタケ
アガリクス・クサントデルムス
コタマゴテングタケ
テングタケ
タマゴテングタケ
シロタマゴテングタケ
ガンタケ
ベニテングタケ
ワタゲナラタケ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
58
とにかくかわいい!これに尽きます。「かわいいてのひら事典」のとおり、ころんとした手のひらサイズ、ぷっくりぷくぷくクッション製本、オシャレ装丁、小口のキラキラ、そしてきのこひとつひとつの詳しい説明。可愛すぎてずっと眺めてしまいます。フランスの翻訳本らしく、イラストは海外絵本に出てくるようなメルヘンで可愛らしさの中に毒々しさも加味された幻想さ。やはり猛毒なほど惹かれてしまう魅力、魔力ぷんぷんですね。きのこ好きにはときめきだらけの絵本、事典です。2018/08/18
あたびー
33
18世紀後半から19世紀初頭にかけて、フランスでチョコレートなどのおまけにつけられ、コレクターがたくさんいたというクロモカード。きのこの絵がついたものをまとめた本です。美しい絵に形状の特徴や香り、毒があるかないか食べられるかどうかなど専門的な説明が添えられています。絵ですから見つけたきのこを判定するのには使えませんが、本として装丁もとても美しいので、何度も開いてみたくなります。2021/06/29
らん
22
表紙のきのこ、物語に登場しそうな可愛らしさ♡「魔女の帽子」という英名を持つアカヤマタケ。ネットの写真見ても可愛い!有毒ですが見つけたらつい近寄ってしまいそう。緑色で見た目は美味しそうに見えないけど食通の間で人気のアイタケが気になる!肉や菌糸までアニスの香りで「緑のキス」とも呼ばれるアオイヌシメジもどんな風味か気になります!卵の黄身、砂糖、生クリーム、牛乳、このきのこ50gでびっくりするほど美味しいデザートができるらしいですがどんな味なのでしょう。アンズの香りのアンズタケも食べてみたい♡きのこ狩り行きたい🍄2023/05/31
花林糖
18
このシリーズの表紙では「きのこ」が一番お洒落です。19世紀末~20世紀初頭にフランスで人気だったクロモカードの図版を掲載。表紙の可愛いきのこからキモ可愛いきのこまで、様々なきのこが紹介されていて楽しい。内容も良いけれどやはり装丁が最高です。2020/09/08
Ai
6
圧倒的に可愛い。未だかつて、これほど装丁も中身も可愛らしい事典を見たことがない。絵本やファンタジーを読んでる気になる事典。2016/10/11