内容説明
ねこの古代エジプトにおける地位は?ねこと犬はどうしたら仲よくできる?シャルル・ペローやコレットは、物語の中で、ねこをどんなふうに描いている?最も素晴らしい、ねこの映画は?アンゴラってどんなねこ?本書は、品種や行動、グルーミングから歴史や民間信仰、ことわざにいたるまで、ねこに関するさまざまな疑問に答える「ねこの事典」です。かつてフランスに大ブームを巻き起こした、貴重で珍しいクロモカードのレトロかわいいイラストが、それぞれのページを飾り、コレクションにも欲しい手のひらサイズの愛くるしい1冊となっています。
目次
千と一匹のねこ
起源
種
家畜化
エジプトの聖なるねこ
アジアの伝説
ヨーロッパの伝説
中世のねこ
ねこと魔女
民間信仰〔ほか〕
著者等紹介
ビュラール=コルドー,ブリジット[ビュラールコルドー,ブリジット] [Bulard‐Cordeau,Brigitte]
ジャーナリスト、作家、『Chat magazine』の編集長。約60冊の書籍を執筆。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユカ
43
装丁がとても凝っていて、素敵な本です。原著の装丁と同じにしたのかな。フランス人の著書の翻訳で、中の記述は日本寄りではないのですが、片ページに猫のいろいろの解説、もう片ページに少しなつかしいイラストがあり、気楽に読んだら楽しめる。本自体がインテリアになる、フランスらしい作品です。西洋の歴史と猫の関係を知れたのはよかったかな。魔女狩りのときには猫もだいぶ犠牲になったようで、ひどい話だと思いました。2016/10/23
らん
19
猫の起源から伝説、詩、文学、童話、映画、本当に幅広く載っていてねこに詳しくなれます。古代エジプトでは神格化され、中世ヨーロッパでは悪魔の化身、魔女の仲間として迫害を受けたねこ。あまりにも可哀想な記述には胸が痛みました。今では愛されるようになって良かった。〈眠り〉の章が興味深かったです。人間と違ってねこは深い持続的な眠りに落ちることはなく、遊びと狩りの合間に、人間でいう昼寝のような眠りを繰り返すのが特徴だそう。寝ていても完全に休息しているわけではないらしいです、驚きました!2023/03/17
花林糖
15
重厚さと可愛らしさを兼ね備えた素敵な装丁の小さな事典。同シリーズの「とり」と同じく種別紹介と思っていたら、ねこの歴史・伝説信仰・文学童話・猫についての様々な事、等広範囲な内容でした。擬人化された猫の絵などもありとても楽しく素敵な本。2020/08/04
aisu
10
装丁に惹かれて買いました。レトロな絵と、猫豆知識。2017/05/14
ひろんこ
8
読了2020/08/26