- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 短編集・アンソロジー
出版社内容情報
12歳のぼくたちが卒業するのは、学校だけじゃない--「短編小学校」は、ある学校の、あるクラスに通う子どもたちを主人公にした、短編集です。今回は、海のそばの小学校に通う、6年3組の子たちの話。この子たちは、この小学校の最後の卒業生です。学校が廃校になることが決まっているのです。小学生だった自分とのおわかれ、校舎とのおわかれ、それから……。6年生になると、いろんな「さらば」の瞬間がおとずれるよね。
内容説明
「短編小学校」は、ある学校の、あるクラスに通う子どもたちを主人公にした、短編集です。今回は、海のそばの小学校に通う、6年3組の子たちの話。この子たちは、この小学校の最後の卒業生です。学校が廃校になることが決まっているのです。小学生である自分とのおわかれ、校舎とのおわかれ…。6年生になると、いろんな「さらば」の瞬間がおとずれるよね。
著者等紹介
吉野万理子[ヨシノマリコ]
作家、脚本家。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞、『劇団6年2組』で第29回、『ひみつの校庭』で第32回うつのみやこども賞、脚本ではラジオドラマ『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭優秀賞を受賞
丹地陽子[タンジヨウコ]
イラストレーター。三重県生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒。書籍や雑誌の装画や挿絵、広告のイラスト等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
22
概ね、別れに関わるストーリーが多い。 でもそこには、これからに向けた成長があり、未来への道があります。そんな処が嬉しい。2024/08/21
雪丸 風人
13
閉校が迫る小学校を舞台にした15編。子どもたちの多彩な個性が瑞々しく躍動しますよ。私が気に入ったのは、純真無垢な恋の予感がほほえましい『こんにちは、さようなら』、教室の同調圧力に一石を投じる『ゆれた?』、音楽の楽しさを思い起こさせる『これが最後』など。深く考えさせられたのは、子どもが親の言動の矛盾を感じ取る『ゼッタイ』。私もテレビの向こうで繰り広げられる娯楽系番組などの「いじり」にモラルを毒されないように気をつけたいと感じましたね。短編中学校も是非シリーズ化して欲しいです!(対象年齢は11歳以上かな?)2024/08/19
そうたそ
8
★★★☆☆ 休日を使ってシリーズ読破してしまった。"さらば"とタイトルにある本作は、6年生ゆえにもちろん卒業という意味でのさらばもあるが、舞台が来年の3月に閉校となる小学校ということもあり、そっちの意味での別れでもある。最後の1年で子どもたちは何を思い、どう過ごすのか。ラストは、その小学校での最後の卒業生となる子どもたちに相応しいものでほっこりとした。2025/03/07
秋芳
1
6年生で「さらば」とくれば言わずと知れた「卒業」だけど、そのほかの色々な別れがギュッと詰まった感じ。大きく強い「別れ」は感動的だけど、そこへ向かう過程、別れが近づいてくる期間のしんみりとした空気感っていいよね。2024/09/27
ブブジ
0
最近の海外ではクリスマスの日にメリークリスマスって言わないなんて、こんな短い児童向けの本で教えられました。短編小学校シリーズもこれで終わりなのかな、毎回よく出来た展開のシリーズだったんだけどなぁ。2024/09/03