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内容説明
パソコンに入っているあのフォントも、普段目にするこの文字も、必ずだれかがデザインしている。人気書体デザイナーに聞いたフォントデザイン・設計秘話、フォントをよりうまく使いこなすヒントが満載!『デザインのひきだし』誌の連載を書籍化。新規記事として、駅の案内表示板などでよく見かけるかわいい丸ゴシック体「機械彫刻用標準書体」制作の舞台裏に迫るレポートも掲載。
目次
鳥海修(字游工房)
高田裕美(タイプバンク)
モリサワ文研
藤田重信(フォントワークス)
竹下直幸
小林章(モノタイプ)
鈴木功(タイププロジェクト)
小塚昌彦
マシュー・カーター
大曲都市(モノタイプ)
イワタ+橋本和夫
西塚涼子/服部正貴(アドビシステムズ)
赤松陽構造(映画タイトルデザイン)
typeKIDS(今田欽一と仲間たち)
特別レポート「機械彫刻用標準書体」制作の舞台裏を追え!
著者等紹介
雪朱里[ユキアカリ]
1971年生まれ。ライター・編集者。武蔵大学卒業後、電算写植からDTPへの移行期に印刷会社の企画編集部門に在籍。その後、専門誌編集長を経て、2000年よりフリーランス。文学、デザイン、印刷などの分野を中心に、ものづくりに携わる人々への取材執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
13
普段意識せずに読んでいる文字にもいろんな思いが詰まっているんだなぁ、と実感させられました。一つ一つ手作業でレタリングされていたとは思いもかけず(よく考えるとそうなんだけれども)驚きです。並べた時の余白までが文字だという考え方を読んで、確かになぁと納得しました。ものづくりをする時の参考になりそうです。2016/10/14
羊の国のひつじ
5
モリサワやフォントワークス、字游工房やモノタイプなどフォントメーカーの書体デザイナーや映画のタイトルデザイナーが文字に関するあれこれを語る。それも15人!とても面白い。書体選びの幅を広げていきたいな〜。「かわいい明朝体」を心待ちにしています。付録の書体デザイナー座談会が面白かった。筑紫シリーズは金属活字にありそうでない現代の感覚がどこか加わった、それでもなんだか懐かしい、そんな書体ですよね。やっぱり書体にはとことんこだわるデザイナーでいたいですね!2017/07/01
jun_dm
4
/游明朝は小説などの長い文章を読むための書体 コンセプトは「藤沢周平の時代小説を組む」/個性を出そうとするのはダメ。でも、出るのはしょうがない。/明朝体は横線が細いので、線が飛んでしまう/盲学校で検証してみても、視力の違いにかかわらず、丸ゴシックやゴシックが読みやすい/(「abさんご」漢字は游明朝体。仮名は游築五号仮名) 縦組み用の仮名を使っている これを横組み用の仮名にするだけで、ずいぶん違う/2023/12/22
ダンデライオン
2
小塚ゴシックやヒラギノなどの親しみのある書体がゼロから作られていった過程が載っていて読んでいて興味深かった。1文字1文字を扱う大切さが伝わってくる本だった。2016/04/16
まつ
1
専門的でわからないところもあるけど、おもしろい。我々が作る書類はほとんど横書きだけど、活字は縦書きを基準としていてまだ横書きを意識したものは少ないということに目からウロコ。2016/08/30