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まちモジ―日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766125443
  • NDC分類 727.8
  • Cコード C3070

内容説明

世界の街角で集めた文字350点。その秘密に迫る。文字観察本の決定版!!

目次

1 日本に丸ゴシックが多い理由(ヨーロッパの「止まれ」コレクション;日本の道路標識;日本はよく考えると丸ゴシックだらけ ほか)
2 世界のまちモジ観察(ドイツの文字は独特の字形;ドイツっぽい書き文字風ロゴ;フュッセンの案内板 ほか)
3 フォントの世界(マクドナルドが使っているフォントは;Lufthansaの「軽量化」;カスタマイズ版Akkoがドイツの大手スーパーマーケットに ほか)

著者等紹介

小林章[コバヤシアキラ]
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科卒業。1983年から1989年まで株式会社写研で書体デザインに携わった後、1989年から約1年半、ロンドンでカリグラフィやタイポグラフィを学ぶ。1990年に帰国後は日本のフォントメーカーで働き、その後フリーランスとなって欧文書体を発表する。世界的な書体デザインコンテストで2度グランプリを受賞したのをきっかけに、2001年にライノタイプ社(2013年に社名をモノタイプに変更)のタイプディレクターに就任。現在、ドイツ在住。書体の品質管理のほか、自身のオリジナル書体の制作、有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同での書体開発、過去の書体ファミリーの改刻、企業制定書体(コーポレートタイプ)の開発を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

50
こんな眼で観たこと、考えたことがなかった。確かに、丸ゴシックは、自分も好きなフォントで、よく使う。受ける印象が違うからが、その理由。ただ、フォントは、それが使われる場を考えて選ぶようにしている。それぞれの国の文化、歴史もあるのだろう。フォントを作る人のことは、テレビで観たことがるので、新しいものができてくることは知っている。これから、こんな眼でまっちモジを見そうだ。2021/04/29

しゅわ

44
【図書館】世界の街角にあふれる標識や看板を通して文字を考える一冊です。第一章は日本の道路標識に丸ゴシックが多い理由を徹底検証!言われてみれば、やたらと多いちょっと丸みを帯びた文字…その理由を追いかけます。看板職人さんの仕事ぶりはメチャクチャ興味深かったです。これだけで一冊書いて欲しいぐらいっ。第二章は世界のまち文字観察。なんとなく見ている標識ですが、あらためてみるとお国柄が出ていて面白いですね。第三章は著者の本業?フォントについて。フォントの作り方とか、リーダー罫や中黒なんてマニアックな話題も満載でした。2014/11/24

36
面白かった!世界の看板をみて、作者とフォントの名前が出てくるなんて!携わってる人ならでは。楽しかったです。普段目にしてるフォント、丸ゴシックとかほにゃ字など、考えればフォントって名前ついてるんだよなぁ。2015/07/26

ネギっ子gen

26
この手の、レタリング・看板関連本は、もう卒業!とばかりに、「泣いて馬謖を斬る」勢いで断捨離ったのだが、この副題「日本の看板文字は、なぜ丸ゴシックが多いのか?」に、つい食指が……。はい。それで、この問いに対して、著者の結論。<丸ゴシックが選ばれてきた理由は、遠目でも読めること、オフィシャルに見えること、そして手で書くときに効率が良いこと、3つがバランスよくそろっていたからではないでしょうか>と。合点。手書き看板職人は、「角ゴシックは一度線を引いたあとに角を出す作業が入ってくるので、手間が多い」と。確かに。⇒2021/01/16

G-dark

21
「なぜ日本の看板には丸ゴシック体が使われやすいのか?」について考察した上で、外国の看板や標識、味のある書体を紹介している本。国内外の写真が豊富に掲載されているので、まるで自分が外国の街角でふと立ち止まって建物を眺めている気分にもなれます。きっとこの本を読み終わったら、誰もが今後看板や標識を見る度に「これは丸ゴシック体だ。読みやすさ重視なのかな?」とか「おっ、これは角ゴシック体だぞ。外国みたい」とつい気になってジッと見つめてしまうようになるでしょう。わたしはそうなりました。2023/08/27

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