内容説明
19世紀に生まれた挿絵画家、シシリー・メアリー・バーカーは、永遠に美しい花の妖精たちの絵に素朴な味わいの詩をつけました。妖精たちと自然の草花が一体となり、信じていればすべてがかなう魔法の子どもの国のような幻想的な世界をおりなしています。
目次
春(クロッカスの妖精;フキタンポポの妖精 ほか)
夏(ヒメスイバの妖精;セイヨウヒルガオの妖精 ほか)
秋(ななかまどの木の妖精;ミカエルマス・デイジーの妖精 ほか)
冬(スノードロップの妖精;いちいの木の妖精 ほか)
著者等紹介
バーカー,シシリー・メアリー[バーカー,シシリーメアリー][Barker,Cicely Mary]
児童書向けの文とイラストを描くことに生涯をささげた芸術家。1923年に処女作『花の妖精たち 春』を出版。1973年に亡くなった
白石かずこ[シライシカズコ]
詩人。カナダ、バンクーバー生まれ。詩集『聖なる淫者の季節』(思潮社・H氏賞)、『現れるものたちをして』(書肆山田・高見順賞、読売文学賞/詩歌部門)など著書多数。1998年には紫綬褒章を受賞。2009年『詩の風景、詩人の肖像』(書肆山田)で二度目の読売文学賞/随筆・紀行部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
28
読友さんのつぶやきから、作者のことを知り興味を持ちました。装丁も凝っていて、とても綺麗な本です。四季の花々と妖精たちが描かれています。観賞用に作られた植物でなく、野の花なところが良いです。植物は細かいところまで写実的に描かれていて、妖精たちは子どもらしい可愛らしさに溢れています。白いクローバーの妖精と冬のジャスミンの妖精がお気に入り。輪ゴムをかけたみたいに、ふっくらした手足。いたずらそうな顔。可愛いです。2016/06/20
うめ
6
ついに買ってしまいました。絵ももちろんの事、装丁も作りも丁寧で綺麗。文章も素敵。妖精も可愛い。すごく素敵な本。持ってるだけで、テンション上がります。女子力もあがるかな?(笑)2014/06/30
桜乃
5
絵の中から声や息遣いが、聞こえてきそうと思うほど、生き生きとした表情の妖精が沢山描かれています 季節ごとに、見ても楽しめるし、部屋に飾っても良いと思います。2016/07/06
Mimimi
5
宝物本!!しっかりしたブックカバーに、丁寧に装丁された本、栞は太めのリボンで、ページの縁は金色に輝く!もちろん、中身も素晴らしい。可愛らしい妖精と植物が、写実的なのにメルヘンチックで、とても素敵。自分用に良し、プレゼントにも良し。2012/12/11
猫パンチ
3
好きだから。特に薔薇と野バラの妖精が。2013/02/19