目次
1章 彩色の基本(みずみずしい彩色をするために;濡れているうちに彩色しよう ほか)
2章 果物を描く(モモ やわらかい質感をにじみで表現;カキ ツヤのある皮を表現 ほか)
3章 花を描く(カーネーション 複雑そうな花もまとまりをつかめば簡単;チューリップ 絹のような光沢のある花びらを表現 ほか)
4章 野菜を描く(ダイコン 白さの表現は淡いグレーが決め手;ナガネギ 緑に対比する白地を生かそう ほか)
著者等紹介
白川弘毅[シラカワヒロタケ]
1943‐2001年。福岡県生まれ。1981年水彩連盟出品。日洋展出品、第5回展より毎回出品。1984年新洋画展文部大臣賞受賞。1986年白川透明水彩研究所開設。1987年NHKテレビ(わが絵筆は万里を越えて)に出演。1991年NHK国際放送(絵筆に結ぶ二つの祖国)に出演。江戸川区文化功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はなあぶ
5
水張りの仕方から用具の説明、混色の情報(どの色とどの色を混ぜてこの色を作ったかという説明)、どういう順に色を入れていくかなど、豊富な写真入りの解説で、初心者にもわかりやすい。教え方が上手。著者は故人だが、こういう、自分の体得した技術を後世の初学者にもわかりやすく伝えたいという意思が感じられる良書は、ずっと残って読み継がれて欲しい。著者は、花よりも果実と野菜の方が得意そうに見える。すいかのみずみずしい切り口の色は、たった今、包丁を入れたばかりの青臭いスイカの匂いまで本から漂ってくるようだ。2014/03/26
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- 和書
- 國華 〈第1386號〉