内容説明
山東京伝の『小紋雅話』、葛飾北斎の『新形小紋帳』から著者が忠実に復刻した文様がハイライト。誰もが見て読んで楽しめる、ちょっと小粋な小紋文様集。
目次
第1章 伝承文様
第2章 山東京伝小紋雅話
第3章 北斎模様『新形小紋帳』より
第4章 近代・現代の創作小紋
著者等紹介
高田啓史[タカダヒロシ]
1959年京都市生まれ。京都市立格致小学校、同志社中学・高等学校を経て1981年同志社大学経済学部卒業。京都の呉服問屋にて修業の後、1986年祖父が創業した染小紋製造元・高田勝株式会社入社。2001年同社代表取締役社長就任。京都織物卸商業組合では1999年青年部会幹事長を経て現在理事。京都の染・織の生産・流通・小売の青年会組織である京都染織青年団体協議会では1997年会長を務めた後監事・相談役。現在、全日本きもの振興会主催「きもの文化検定」教本委員長。京友禅振興協議会理事。京都和装産業振興財団評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みか
9
葛飾北斎の小紋図案集「新形小紋帳」からチョイスした文様が新鮮でした。見慣れているとうか、結構見尽くした気でいた文様がまだまだこんなにあったとは。今回の注目は桜わりと網目。こういうのを手書きで染め付けていた時代というのはすごい。千代紙みたいにカラフルな表紙も素敵。こういう生地見本帳とか身近にあったら楽しいだろうな。2014/10/04
猪子
5
今で言うところの炭治郎の市松文様とか禰豆子の麻の葉文様みたいなあれです。私は山東京伝の小紋雅話の図案が好きです。ユーモアがあって。繋読→遊びのデザイン 山東京伝「小紋雅話」2021/01/14