内容説明
透明水彩の醍醐味である「光り輝く画面づくり」の基本とは何か?今ここに、その技法の秘密が解明される。透明水彩の基本である「紙の白さ」と「充分な水」を生かすこと。光とカゲのテクニックを駆使して、「建物」と「樹木」を描くこと。建物の輝き表現は、反射光表現と固有色にカゲ色の重色で成り立つ。樹木の輝き表現は、反射光表現と透過光表現とすき間表現の3つで成り立つ。誰でもできる「光り輝く水彩風景スケッチ」は、こうしてつくられる。
目次
第1章 スケッチの基本―基本はやはり「5つの向上ポイント」から(風景スケッチは建物と木!;5つの向上ポイントより)
第2章 スケッチの応用―「光とカゲ」の表現で、輝く家、輝く木々(光とカゲは立体的な形を表す;光とカゲは奥行き空間をつくる;光とカゲで輝く建築物を描く;光とカゲで輝く木々を描く;輝きの実践プロセス)
第3章 スケッチの実践―1日3枚は楽々、洋館をスケッチ画(エリスマン邸―午前10時スタート;イギリス館―午後1時スタート;開港広場―午後4時スタート;横浜スケッチ三昧;ドイツ・ロマンティック街道スケッチ紀行)
著者等紹介
五十嵐吉彦[イガラシヨシヒコ]
1940年生まれ。横浜在住。幼少より水彩を始め、現在まで継続。1963年関西学院大学経済学部卒(絵画部弦月会所属)。元富士フイルム(株)部長。プロ写真・インスタント写真関連部門等でカラー画像に携わる傍ら、画家安保健二氏に師事し、水彩画を継続。1995年水彩アーチスト西丸式人氏と出会い、白地を生かす水彩画を学ぶ。1998年日本淡彩&水彩スケッチ画会構想を作成。2000年定年退職と同時に水彩画家、NHK文化センター講師として活動開始。水彩スケッチ「水陽会」を創設・主宰。2001年「ペン彩画会」を創設、以後毎年出品。2002年「日本スケッチ画会」を創設、以後毎年出品。2005年フィンランド航空2006年カレンダー制作。現在、光と影を生かす淡彩&ペン彩の水彩スケッチ画家として活躍中。「日本スケッチ画会」理事長。「ペン彩画会」会長。「水陽会」主宰。NHK文化センター講師(青山・横浜ランドマーク・町田・トリトン各教室)、クラブツーリズム講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。