内容説明
最近、大型店が目を引くかたわら街の片隅にある小さなお店に人気が集まってもいる。そこには商品等を売る行為の前に店側、客側といった両者のコミュニケーションを大切にしている雰囲気が心地よく漂っているケースが多い。そんなこともあって空間デザインの役割が欠かせぬ要素になっているのである。そんなお店等をコンパクトショップというテーマのもと、ウエブ上で募集をした。そして、その応募作品の中から新たなコミュニケーションデザインの兆しを捉えるべく「Ｂｅｓｔ１００」としてまとめあげたのが本書である。
目次
第１章 物販類（「小さい空間というオルタナティブ」；コンパクトショップの経済学 ほか）
（さとう、 飯島直樹／箱の中にいるような親密空間；ｔｏｃｏｒｏ ｃａｆｅ 小泉誠／杉の優しく暖かい感触を伝えて緊張感を解した ほか）
（絵本の家 ｎｅｎｄｏ／外から気軽に立ち寄れる開かれた図書館；デュポンコーリアンショールーム グエナエル・ニコラ／コーリアンが実際の生活の中で使われるかが容易に想像できる空間 ほか）
（コイズミスタジオ＋こいずみ道具店 小泉誠／細長いシリンダー空間が複合性を両立させた；ＯＣＥＡＮＳ 河嶋麻子／ディテールの単純化が可能にした展示の分かりやすさ ほか）
著者等紹介
前田利昭［マエダトシアキ］
（株）丹青アーバンコンプレックス研究所代表取締役、（株）丹青社ＩＤＳ取締役等を経て、現在、（株）シーパァフォァ代表取締役。日本デザイン機構正会員、（社）日本建築美術工芸協会正会員、（社）日本商環境設計家協会正会員。大型複合商業施設では、ららぽーと、横須賀ショッパーズ、溝の口北口再開ＮＯＣＴＹ、広島紙屋町地下街、アクアラインの海ホタル等のＶＩ計画を含めた総合ディレクターをそれぞれ担当。最近では、日本経済新聞社の情報発信施設日経ノティオの環境設計からデジタルデザインまでＶＩを総合的に計画、開業後もデザイン監修からランニングデザインを担当。２００４年度Ｔｈｅ ｂｅｓｔ ｓｔｏｒｅ ｏｆ ｔｈｅ ｙｅａｒ優秀賞、ＳＡＤ賞で最優秀賞、優秀賞、Ｎａｓｈｏｐ Ｌｉｇｈｔｉｎｇ Ａｗａｒｄｓで最優秀賞、優秀賞、ＪＣＤ賞、ＤＤＡ賞等各方面で多数の受賞歴がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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