内容説明
実用的な器から、装飾的なオブジェまで、粘土は変化に富んだ作品を創り出せる素材です。ろくろを使わない、紐づくり、板作り、型取り、手捻りなどの手づくりのテクニックは、創造性を思う存分発揮できるため、多くの陶芸家が好んで使っています。本書ではこれら様々な技法に焦点を当て、制作段階ごとに分かり易い写真で詳しく解説します。豊富な断面写真によって手の正しい位置、力の方向が確認でき、作品の内側と外側の様子がよくわかるのが特徴です。鉢、花瓶、蓋物、オブジェなど、簡単でクリエイティブな演習を通して基本的な技術を楽しみながらマスターできます。
目次
第1章 紐作り(丸紐作り;平紐作り ほか)
第2章 手捻り(手捻りで作る鉢;手捻りの鉢を二つ合わせて作った小石の置物 ほか)
第3章 板作り(固めの粘土の板から作る蓋つきの小箱;柔らかい粘土の板で花瓶を作る ほか)
第4章 型取り(押し型作り;型取りで作る ほか)
著者等紹介
アトキン,ジャッキー[アトキン,ジャッキー][Atkin,Jacqui]
美術カレッジや精神医療施設などでの陶芸教育活動を経て、現在は燻し焼きや楽焼きなどの低温焼成を中心とする陶芸教室を経営。プロジェクトメーカーやギャラリーアーチストとして数々の書籍にも参加している。英国イングランドのシュロプシャー在住
朝岡弘美[アサオカヒロミ]
東京芸術大学美術学部工芸科卒業。陶芸家。磁器染付を専門とする
朝岡あかね[アサオカアカネ]
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ美術科卒業。美術翻訳。美術、建築、デザイン翻訳書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。