感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
370
マドリッドを皮切りに、スペイン各地を駆け足で走破し、最後はグラナダのあアルハンブラで幕を閉じる。タイトルには「幻想」を謳うのだが、スペイン自身が持っているエキゾティズムはともかく、やや羊頭狗肉の感も免れない。原因は2つあって、まずその1つはあれだけ地方によって文化の違うスペインを(著者の川成洋は重々知っているはずなのに)、このページ数で網羅的に取り上げ過ぎたこと。もう1つが、パラドールがスポンサーにでもなっているのか、やたらにパラドール※の紹介が多いことだ。なお、巻末にはパラドールの紹介まである始末。2021/01/02




