花森安治選集〈2〉ある日本人の暮し

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花森安治選集〈2〉ある日本人の暮し

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  • サイズ A5判/ページ数 496p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784766002171
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

内容説明

庶民の日常茶飯にひそむ哀と歓。情感滲むモノクローム写真と、卓越した文章が織りなすルポルタージュの傑作。

目次

序章 山村の水車小屋で
1章 もはや「戦後」ではない筈なのに―1954~57年
2章 所得倍増?声なき声―1958~60年
3章 上を向いて涙がこぼれるから―1961~63年
4章 ああ、国よ。日本の国よ。―1965~68年
5章 「日本紀行」より

著者等紹介

花森安治[ハナモリヤスジ]
1911年神戸市に生まれる。神戸三中から島根県の旧制松江高等学校を経て、東京帝国大学文学部美学美術史学科に入学。卒業後応召し戦地へ。病を得て除隊後、大政翼賛会宣伝部に勤める。敗戦後の1948年、社長の大橋鎭子とともに『暮しの手帖』を創刊、初代編集長となる。企画、取材、執筆、写真、レイアウト、書き文字、そして表紙画にいたるまで徹底的に自ら手がけていた。庶民に寄り添った衣食住の提案を行う傍ら、暮しを脅かす戦争に反対し、環境問題については国や大企業に対し臆することなく鋭い批判を投げかけた。1956年第4回菊池寛賞(花森安治と『暮しの手帖』編集部)、1972年自選集『一〓五輪の旗』が第23回読売文学賞(随筆・紀行賞)、同年に「日本の消費者、ことに抑圧された主婦たちの利益と権利と幸福に説得力のある支援を行った」との理由で「アジアのノーベル賞」と呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞。1978年、1月14日永眠(享年66)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ボナンザ

9
図書館本。少し前に「暮しの手帖」で平成版「ある日本人の暮し」をやっていて、これは読んでおかなければ思い借りた。とてもキッチリした装丁で、永久保存版といったかんじ。読む方も身が引き締まる。内容はなかなかにヘビーである。私の両親が子ども〜青春を過ごした時代。ここ田舎では、小学校に昼のお弁当を持って来ることもできずに、昼休みを外で過ごして空腹を紛らわしていていた同級生がいたという話を聞いたことがあったが、今から100年も経っていない戦後に、本当にこんなに貧しい暮しがあって人は一生懸命に生きていたのかと考えた。2022/06/25

hitotak

9
主に昭和30~40年にかけての、つましく暮らす庶民の日々の暮らしをレポルタージュ。ここに書かれた貧しさは現代の貧困とは全く質が違う。皆一様に貧しければ我慢も出来、隣近所で助け合う心も生まれる。食うに困る時もあり、衣服や住まいにも事欠く毎日だが、とりあえず真面目に働いていればいつかは良くなるという希望があるようにも思う。親もわからず、行き場のない孤児を引き取り、自分たちの姓を名乗らせて一緒に暮らす教師夫妻の話が紹介されている。その行為を善行と誉めそやすでもない淡々とした筆致とともに印象に残った。2021/01/25

maghrib

7
暮しの手帖に連載されていた「ある日本人の暮し」選集。戦後の混乱に翻弄される人々が描かれる。特に「特攻くずれ」と「男の仕事とは何か」がよかった。「千葉のおばさん」の27歳で行商営む主婦の生活など、今から見ると(当時から見ても)大変な毎日だが、花森は悲惨さのみを訴えることなく、登場人物のバイタリティや日々の喜びも描く。ただ最後の脳性麻痺の子供を預かる施設の記事では、抑えられずに、このような状態に目を塞いで何が経済成長だと訴えている。とはいえ経済成長がなければこの本の生活レベルのままだった訳で難しいところ。2024/09/28

mariko

3
1954~1968年の30の無名の人々の暮らしを描いている。 自分の幼少時代の日々と照らし合わせて読んだ。 戦争のせいで生活の変わってしまった人々も、それ以外の人も生きていくのが、これほど大変とは、やるせないおもいがする。  当時の写真は彼らの厳しい生活を映し出している。 ただ当時の日本人全員が同じような暮らしだったはずはないけど。 2021/03/25

たま

1
市井の人の普通の暮らしの大切さ、辛いであろうけれども生きていられる命の重み、それを願っている著者の愛情が読み手の氷を溶かします。2020/11/30

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