内容説明
庶民の日常茶飯にひそむ哀と歓。情感滲むモノクローム写真と、卓越した文章が織りなすルポルタージュの傑作。
目次
序章 山村の水車小屋で
1章 もはや「戦後」ではない筈なのに―1954~57年
2章 所得倍増?声なき声―1958~60年
3章 上を向いて涙がこぼれるから―1961~63年
4章 ああ、国よ。日本の国よ。―1965~68年
5章 「日本紀行」より
著者等紹介
花森安治[ハナモリヤスジ]
1911年神戸市に生まれる。神戸三中から島根県の旧制松江高等学校を経て、東京帝国大学文学部美学美術史学科に入学。卒業後応召し戦地へ。病を得て除隊後、大政翼賛会宣伝部に勤める。敗戦後の1948年、社長の大橋鎭子とともに『暮しの手帖』を創刊、初代編集長となる。企画、取材、執筆、写真、レイアウト、書き文字、そして表紙画にいたるまで徹底的に自ら手がけていた。庶民に寄り添った衣食住の提案を行う傍ら、暮しを脅かす戦争に反対し、環境問題については国や大企業に対し臆することなく鋭い批判を投げかけた。1956年第4回菊池寛賞(花森安治と『暮しの手帖』編集部)、1972年自選集『一〓五輪の旗』が第23回読売文学賞(随筆・紀行賞)、同年に「日本の消費者、ことに抑圧された主婦たちの利益と権利と幸福に説得力のある支援を行った」との理由で「アジアのノーベル賞」と呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞。1978年、1月14日永眠(享年66)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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