戦中・戦後の暮しの記録―君と、これから生まれてくる君へ

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戦中・戦後の暮しの記録―君と、これから生まれてくる君へ

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  • サイズ B5判/ページ数 309p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784766002096
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

君という美しい命は、偶然灯された一閃の光だ
君、忘れてはいけない。
きのう、戦争があったのだ。昔むかしの物語ではない。
その大きな戦(いくさ)は、昭和という時代、二十世紀にあった。
君がきょう歩いているかもしれない美しい町は、
かつて亡きがらが転がり、いたるところが墓地となった焼け野原。
空から日夜恐怖が降ってくる、地獄の土地だった。
そんなところで、それでも人は……君の父や母の父や母、祖父や祖母は、
生き続けた。生き続けたから、君がいる。
君という美しい命は、未曽有の戦災をかろうじてくぐり抜けた人、
その人を守った誰かの先に偶然のように灯された一閃の光だ。
我々は『戦争中の暮しの記録』から半世紀経ったいま、もう一度訊く。
あの日々、どう暮らしたか? どう生きて、どう死んだのか?
これが最後のチャンスかもしれない。急げ急げ!
この新たな本では約百編の応募作文を掲載する。
名もなき庶民の、胸を激しくゆさぶる言葉に、触れてほしい。
それは、我らの肉親からの現在形の叫び、愛だけから成るメッセージだ。
いま、この一冊を手にしようとする君がもし若いとしたら、
平成に、あるいは二十一世紀に生まれた人かもしれない。
だが、君が誰であろうと、忘れてはいけない。
ドアの向こうに、次の戦争が目を光らせて待っているということを。
人類の短い歴史とは、戦争の歴史であるから。戦後とは、戦前のことだから。
先の本のメッセージを、繰り返す。「これが戦争なのだ」。
それを知っておきたい。君に知ってもらいたい。
できることなら、君の後に生まれる者のために、そのまた後の者のために、
この新たな一冊を、たとえどんなにぼろぼろになっても、残しておいてほしい。
(本書編集者巻頭言より抜粋)

内容説明

あの日々をどう生きたか。手記、手紙、絵、写真―157の体験。これが戦争なのだ。

目次

1 たいせつな人
2 空から恐怖がふってくる
3 何と戦っていたのだろう
4 ふるさとが戦場に
5 弱き者は守られたか
6 遠き丘から
7 未来はどっちに

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

22
思っていたよりもボリューミーだったけれど、どれもリアルに感じて、戦争の悲惨さや悲しさがよく伝わってきました。十人十色の戦争体験が描かれており、体験者の平和への思いを切に感じました。2022/01/12

ヒラP@ehon.gohon

14
一般の人から寄稿された様々な戦争・戦後体験から、忘れ去られる前に伝えておきたいという強い意思を受けとりました。どれもこれも実体験であり、戦争という過ちの犠牲の重さを痛感させられました。2019/01/10

ゆう

9
ページを捲るたびに涙が溢れてきて、時間がかかりやっと読了。巻頭から暮しの手帖編集部の方達の熱意しかない言葉が心を打つ。テレビなどで取り上げられることの少ない、戦中戦後の暮らしのことについて一般から募集を募りまとめた本。思っていたより壮絶で、苦しくて、今の世の中を思うとここは天国のよう。でもこの時代に生きた人が確かにいて、現代に命を繋いでくれている。そんな方達も少なくなる一方、この生活を当たり前と思う人ばかりにしてはいけない、あの経験を繋がないといけないと切に思います。2022/12/11

しゅえ

8
1968年発行『暮しの手帖(特集 戦争中の暮しの記録)』から半世紀経って、新たに編集された1冊。読者から応募した実際の体験談ということで、教科書には書かれていない、戦争を生き、戦争で死んだ、一人ひとりの心の叫びに震えた。学童疎開した人の気持ち。戦争孤児の実態。原子爆弾の影響。「その恐怖は学校の試験では問われない。だが知っておくべきはそこ、学習すべきはそれだ。」これから生まれてくる人にもぜひ読ませたいと思った。このような素晴らしいテーマの本を、しっかり紙で残してくれる暮しの手帖社には感謝してもしきれない。2018/10/01

hoguru

5
人々が何をして 何をされたのか。 国が何をして 何をしなかったのか。 私がこの本を読んで息子にどう伝えても、私が体験者の言葉を直接読んで感じたほどは伝わらない。もどかしい。 体験者の言葉が聞けなくなるというのは、こういうことが日本中で、世界中で起こるということ。 恐怖だ。 私はされたことばかりで、あまりにもしたことを知らなさすぎる。 戦争はある日起こるものではなく、少しづつ向かっていくものだと知った。2021/11/15

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