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内容説明
クリスチーナがまだ赤ん坊のころ、母は未亡人になった。やがてその母も突然心臓発作で亡くなるとグレース・グランサムの養女としてひきとられ、学校に通った。頑固であったがやさしく情愛にあふれたグレースは常日ごろ将来のことを考えて資格取得のための各種養成学校について相談するクリスチーナに、不自由はさせないから、心配しないでまかせておきなさい、と言っていた。養母が死に、遺言状が開かれた。遺産はすべて姪のビビアンに与えられ、クリスチーナには1行も触れられていなかった。競売の席から彼女はそっと抜け出した。