目次
一月の章
二月の章
三月の章
四月の章
五月の章
六月の章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
29
「暮しの手帖」というのは実に不思議な雑誌です。自分たちが使うものをきちんと知りたいから、広告は一切取らず、社内で商品テストをもくもくと続けてきました。だから、広告主に気を遣うこともなく、自分たちが正しいと思ったことを伝え続けてきた雑誌です。でも、実用一点張りな人たちが作っているわけではありません。雑誌に掲載される服装や、食べ物の盛り付けなど、ちょっとしたところにセンスを感じさせるのです。そんなことに気がつく人でありたいと思い続けた大橋さんと、何を描いてもステキなものにしてしまう花森さんがいたからなのです。2022/05/16
きき
3
相変わらず背筋が伸びるような、清らかな文章。最後のいしいさんの文にあるように、大橋さんは変わり映えのなに日々の生活を、細やかな工夫で新しい色に変えられる人。そしてそれを私達にも優しく教えてくれる素敵な人。1巻を読んだ時には気にしなかったけれど、その中には戦争中の苦しい記憶もあって。だから尚日々を大切にされていたのかなと。日本人形の話は、現代で生活する私にとって衝撃的で、胸が痛くなる。大切な宝物と引き換えにして命を繋いでいた。こういう時代があったことを忘れてはいけないんだ。2016/08/29
秋月
1
「船は明りをまきちらしながら夜の河を進んでゆきます。まるで、光のお供を従えた女王のようです。これまで暗かった水面が、岸が、岸の樹木が、河にむかってたつ建物や、辺りをつつむ空気までが、とつぜん舞台の中心人物になったように・・・」 セリーヌの影絵より2016/07/26
Yasuko Watanabe
0
★22017/12/04
あんだー
0
目次を眺めるだけで楽しい気分になれるエッセイ集。2022/08/09