内容説明
日本料理「吉兆」創業者が、一生涯をかけて得た毎日の料理がおいしくなる知恵とコツと技の教科書。
目次
春は春らしく
なすが出て夏がやってくる
ひやし煮しめ
焼どうふなど
冬の菜
卓上の春
魚を煮る
きゅうりの色なすの色
巻き焼きの上手な奥さん
黒いお椀、赤いお椀
お餅とふろふきとあずき
きすで二つ三つ
真夏の天ぷら
秋さば四題
おじやと雑炊
わかたけとのっぺい汁
うなぎの蒲焼きを買ってきたら
吸物と玉子どうふ
早春のこんだて
梅椀わかたけ椀
鯉こくと柳川なべ
初秋と野菜とはもと
包丁かげん
著者等紹介
湯木貞一[ユキテイイチ]
1901年兵庫県神戸市生まれ。高等小学校卒業後、実家の料亭「中現長」で働き、1930年、大阪市新町に料理屋「吉兆」を開店。生涯をかけて日本料理にたずさわり、日本料理を文化として総合芸術の域にまで高めたと評価され、1981年に紫綬褒章を受章、1988年には料理人としてはじめてとなる文化功労者に選出される。1997年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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uchi
1
読んでいたら、食べたくなるのはもちろん、自分で作ってみたくなります。2021/08/14
breguet4194q
1
懐石という分野を切り開いた著者。日本料理の至高性を述べると共に、その反面、主婦目線で書かれている箇所が多く見られる。特筆すべきは、主婦の為に化学調味料の使い方まで執筆されていること。これほど愛着を感じる日本料理の本は未だ読んだことがない。2019/02/25
ふゆ
0
知り合いの人が、吉兆の松花堂弁当がめっちゃ美味しかった、って言うから再読。食べてみたいなあ。2016/11/13
Kuliyama
0
楽しく拝読しました。どの料理も美味しそうで困りました。和食が食べたくなります。和食好きでなくてもお薦め致します。2015/08/21
Takayuki Yoshida
0
湯木さんの哲学というか、料理に対しての愛情が本当に伝わってくる。料亭という世界と、家庭料理という世界をきっぱりとわけているのに嫌味でもかんでもなく感じるのは、この人がどれだけ料理というものを愛しているかが伝わってくるからだと思うのです。2014/05/04
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