内容説明
料理にまつわる工夫とアイデア、素材を生かしたレシピ、そして自分らしく料理することを教えてくれる、実用料理エッセイ集。
目次
1 料理を始めよう(鍋に贅沢する;お酒の不思議;野菜の行水 ほか)
2 料理を楽しもう(ああおもしろい薄焼きパン;暮らしの大きさ;私のお菓子はぜんぶ茶色い ほか)
3 食べ方と暮らし方(夢の人;一生もの;夏休みのサンドイッチ ほか)
著者等紹介
長尾智子[ナガオトモコ]
料理家。本や雑誌などを中心にレシピやエッセイを執筆するほか、食品や器の商品開発も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズル
28
ずっと気になっていて、ブックオフで少し安かったので買いました。表紙のポタージュの写真から、「この人は、おばあさんかもしれない」と勝手に思い込んでいました。おばあさんではない様子。手の込んだ料理は、やっぱり毎日作れないから、簡単でも元気になる、ちょっとした料理を作るのが肝心だと思いました。なぜか、恋人にもっと美味しいご飯を食べさせたくなりました。2015/08/31
野のこ
19
料理をするときシャキッと背筋を伸ばして向き合える、教科書のような本でした。お助けマン卵や何かと酸っぱい料理はうちと同じだったので嬉しかったです。オリーブオイルは万能。新鮮な野菜にオリーブオイルと塩だけで美味しい。長尾さんによく出てくるヨーグルトアイスクリームの白いデザートも出てた♡二種類のお酢を使う、いろんなスパイスを試すはやってみたいです。そして毎日のささやかな「おいしいむら」を目指す。料理は楽しいけど失敗したらへこむので、失敗をも新しい料理に変化して自分らしく楽しみたいな。2017/04/11
アズル
13
ここ最近、疲れているなぁと思っていたので、この本を読みました。心を養生する感じ。自分にとっての料理作りをもう一度、考え直すきっかけになりました。長尾さんとお茶をしながら、いろいろなお話をしていただいたような気がします。2019/02/27
きりぱい
7
食べることや料理することについて思うことをつらつら書いてみたという感じのエッセイ。写真も白黒で少ないし、レシピがたくさん出てくるわけでもないのに、落ち着いた語り口に、あのシンプルで創造的な料理やお菓子はこうやって作られてきたのだなあ、とぼ~っと読み入ってしまう。グレープフルーツ風味のチキンソテーや、直火で焼いてぷくっと膨らませるナンのような薄焼きパンが気になる。スイートシスターズの話もいい。子供の頃の洋菓子体験として、今でも本を開き理想のお菓子と言う洋菓子家(多分本間三千代さんだと思う)の本を見てみたい。2013/02/08
Himiko
5
かなり以前にお気に入り本屋で購入し、料理の本だからとずっと放ってあった本。今の自分にしっくり合う内容だった。料理は決して上手でないし、すごく好きというわけではないけれど、料理は命の源作ってるなあ、生き方だなあと感じると、やる気に満ちてくる。それを感じさせてくれる本。素朴な素材と料理法がなぜか響く。文章の響きがよくて、味や匂いを想像しながら読んで満腹な気持ち。長尾さんのファンになりました。2022/03/15
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