内容説明
NHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」や「2355/0655」を世に送り出し、東京藝術大学で教鞭をとる筆者が、日々の暮らしの中で、心の網にかかった物事を独自の学殖と考察で紐解いてゆく。
目次
「たくらみ」の共有
敵か味方か
おまわりさん10人に聞きました
~と、オルゴールは思い込み
物語を発現する力
中田のスルーパスと芦雪
もう一人の佐藤雅彦
想像料理法
広辞苑第三版 2157頁
この深さの付き合い〔ほか〕
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
63
図書館本。ピタゴラスイッチなどで有名な佐藤雅彦さんのエッセイ。 こんな事考えておられるのか。発想が豊かで飛んでいる。面白いなぁ、すごいなぁ。佐藤さんはご自身の活躍を アートではなくデザイン と分類してらっしゃるようです。2018/05/23
犬こ
34
暮らしの手帖の連載エッセイ。ふつうのエッセイとは異なり、なにかしらの捻りがあり、なるほどね~とその考え方が刺激的でした。文章のうまさ、発想力がふんだんにつまっているも、暮らしの手帖らしい、落ち着き感が読んでいて心地よいエッセイ。2016/04/09
しん
30
雑誌「暮らしの手帖」に連載されていた文章をまとめた本。著者はメディアクリエイターで、NECのCM「バザールでござーる」などを作った人です。27の文章が収録されていますが、発想や着眼点のユニークさが面白く、文章もしっとりとして落ち着いた感じで、とても読み易かった印象です。「暮らしの手帖」の雰囲気に合ったエッセイという感じがします。2014/02/13
けんとまん1007
25
これ、何度も読み返したい!知的刺激に溢れている。こういう発想・思考をたどる術があるから、ピタゴラにいきつくんだろうな。ふとした時に思い出すとか、メモ代わりに・・・という件は、なるほどと膝を打った。その気持ちが、あまりにも、わかりすぎるからだ。あと、目線の位置を変えるだけで、こんなにも違うのかということもある。考えの整頓。整頓は、最後までいきついたからこその整頓なんだろうな。2012/08/29
zen1ro
20
独特の 視点がなんとも 心地よい2018/01/03