感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miho Haruke
3
久しぶりに再読。タロ、ジロを育てた北大の農学博士が語る北の生きものとのたたかい、共存、保護は、「その生きものがどんなにかわいいか」というより、半分くらいがその狩猟やそれらがどんな味がするかの話で、動物保護運動者は怒り心頭だろうが、不快な印象はない。タロ、ジロらを置いてきたときの裏話も、淡々としたなかに、実際に生きものと共に生きている人間の実感がにじむ。動物がすきな人だけでなくきらいな人が読むといいかもしれない。それからここには書影がないけど、カバーだけでなく本体とも花森安治の装丁で、アイヌの文様が美しい。2013/06/16
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