内容説明
これからの金融機関の役職員は、本部・営業店を問わず、すべて「債権回収」のノウハウを体得しておかなければならない時代を迎えた。最も大切なことは、できるだけ早い段階で倒産を予知することである。債権回収には難解な法律問題が絡むので、簡潔に要点を理解できるよう重要119項目を1~3頁でまとめた。
目次
序章 問題企業の増加と債権管理・回収の重要性
第1章 延滞発生から支払停止・倒産までのプロセス
第2章 債権回収の準備
第3章 任意回収
第4章 代位弁済のチェックポイント
第5章 特殊な回収
第6章 強制回収
第7章 強制執行による回収
第8章 不動産担保権の実行
第9章 その他の担保権の実行
第10章 特殊整理
著者等紹介
大平正[オオヒラタダシ]
東京都に生まれる。1951年早稲田大学第一法学部卒業。同年協和銀行(現りそな銀行)入行。営業店を経て調査部、審査第一部にて産業・企業調査、融資債権管理回収に長年従事し、1986年退職。その間全銀協法規専門部会委員。現在(株)大平金融法務研究所代表として講演に執筆活動にと活躍中。2001年IOND大学(米国)より「名誉法学博士号」を授与された
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