内容説明
複雑・多様化する種々のリスクに対して、各金融機関とも自己責任の原則の下、経営の健全性と適切性の確保が求められている。とくに、平成11年4月8日金融監督庁から発表された「金融検査マニュアル」によれば、各金融機関はリスク管理・内部管理体制を今まで以上に強化せざるを得ない状況となった。その作業は金融機関・営業店の規模や特性に応じてとはいうものの、かなりの大仕事である。本書は、検査マニュアルに則ったチェック項目をベースに、178の説例を掲げ、実務上の着眼点に的を絞り解説した営業店幹部・担当者の実務必携書である。
目次
第1編 金融監督庁・金融検査マニュアルとリスク管理(金融検査マニュアル;内部リスク管理;信用リスク管理)
第2編 会計監査からみたリスク管理(預金業務のリスク管理;融資業務のリスク管理(日本公認会計士協会実務指針)
デリバティブ取引のリスク管理)
第3編 日本銀行考査局・リスク管理チェックリストの実務対策(経営方針;融資対策)