グラフィック・ビートルズ

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  • サイズ B40判/ページ数 296p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784909718099
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C3070

内容説明

ビートルズのアルバム11枚のジャケット・デザインを1章ずつ解説した読みものです。アルバム「Abbey Road」の横断歩道や「Help!」の手旗信号風ポーズなど、ビートルズのアルバムから生まれたビジュアルをデザインの視点から読み解きます。デザインの「革新性」を20世紀デザイン史の中に位置付け、「デザインの歴史探偵」を名乗る松田行正が検証します。表紙に付けられたA1判大のパロジャケ・コレクション・ポスター(CD180点以上、書籍34冊を掲載)も圧巻。書籍でしか味わえない造本の魅力が満載です。

目次

1 斜めがもたらした躍動感が新しい息吹を伝える。Please Please Me1963.3
2 カメラマン、フリーマンの活躍1 ハーフ・シャドーがビートルズのアイコンとなる。With the Beatles1963.11
3 カメラマン、フリーマンの活躍2 映画のコマ撮り風デザインがサントラをイメージさせる。A Hard Day’s Night1964.7
4 カメラマン、フリーマンの活躍3 タイトル・バンド名よりもヴィジュアルを重視する。Beatles for Sale1964.12
5 カメラマン、フリーマンの活躍4 手旗信号風やらせポーズでアイドル路線に回帰する。Help!1965.8
6 カメラマン、フリーマンの活躍5 サイケデリック・フォントと憂鬱な表情が60年代と交差する。Rubber Soul1965.12
7 髪の毛にこだわったイラストとコラージュで伝説となる。Revolver1966.8
8 原寸コラージュによる集合写真。Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band1967.6
9 経年変化をデザインする。The Beatles(White Album)1968.11
10 なにげない日常の風景をアート、そしてアイコンにしてしまった。Abbey Road1969.9
11 ビートルズの最後を象徴するかのように4人を分断するレイアウト。Let It Be1970.5

著者等紹介

松田行正[マツダユキマサ]
本のデザインを中心としたグラフィック・デザイナー。自称デザインの歴史探偵。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirocchi

11
ビートルズのオリジナルアルバムのデザイン検証もの。音楽の話はほとんどないが、ジャケットにまつわる話は興味深い。いわゆる青盤のジャケットは、もしかすると「Let It Be」に使われていたかもしれない。実際は4人それぞれ黒枠で区切られたデザインだが、こちらが採用されていたら、'70年以降もThe Beatlesのサウンドが聴けたのかもと妄想せずにはいられない。「Abbey Road」は10分程度で撮影終了。ジャケットは左から右に歩く姿だが、逆方向含めて6カットのみ。1番バランス良いものが採用されたらしい。2024/07/19

O-chami

2
デザインの歴史探偵を自称するグラフィック・デザイナー。 ビートルズのオリジナル・アルバムのデザイン検証が、独自の視点で語られていきます。 添付のパロディ・ジャケット・コレクション・ポスターがずっと眺めていられて愉しい❗️ (文芸書でもパロディあるよね。「鴨川ホルモー」万城目学とか「レボリューションNo.3」金城一紀とか・・・) BGMは、勿論ビートルズ全曲をランダムで・・・🎶🎶🎶2024/04/11

りらこ

0
学生の頃、学校近くの横断歩道で、アビーロード風写真撮りましたっけ。そこそこ洋楽かじったらアビーロード有名すぎて、とりあえず横断歩道と被写体四人いればそれしかない、って感じ。ポールイズライブの発売当時ジャケットに衝撃を受けた。ポールさん、やるな、と。でも、まわりに興味を示す人はいなくて。ビートルズ関連本。とりあえず読んじゃう。2024/11/02

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