目次
第1章 トラムでヨーロッパ地方都市のまち歩き(アンジェ―新しいトラム橋、そしてギリギリカフェ;ストラスブール―トラムシステムが盛りだくさん ほか)
第2章 暮らしに根付いた日本の地方都市の路面電車(札幌―環状化で活性化を果たす;富山―ローカル線を路面電車としてリニューアル ほか)
第3章 LRTがもたらすまちの変化(魅力的なまちにするためのLRTの役割;LRTのデザインがもたらす歩行者空間の上質化 ほか)
第4章 LRTをつくるためには(LRT導入のためのまちの要件;LRT計画の枠組み ほか)
本書のベースとなった学術論文
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お抹茶
1
LRTと路面電車は同義ではなく,まちづくり基盤の一つとなる都市交通。公共都市空間の中で違和感がないようなデザインを求められるのもLRTの特徴。LRTというとヨーロッパ諸国がよくとりあげられる。日本と違って,運賃による独立採算制ではなく財政補助を行っている点が特徴。単に世界のLRT紹介にとどまらず,その背景になる公共交通の考え方も述べている。2020/12/16
kaz
1
紹介されているヨーロッパのトラムは、街の風景にとけ込んでいて、とてもお洒落。尤も、そういう写真を選んでいるのだろうとは思うが。スペインの充電式のものは、街中に架線が必要でないため、景観等に優しい。松山の路面電車がずいぶん変わったのには驚いた。 2019/07/14