内容説明
原発事故以来、さまざまなメディアでさまざまな情報が飛び交っています。情報にふりまわされ、むやみに怖がったり、安心したりしていませんか?この本では正しい知識を身につけ正しい判断ができるよう基本的なことをやさしく解説しました。安全と言われても安心できない人があらためて開く本。
目次
第1章 シーベルトとは?ベクレルとは?
第2章 放射能はいかに人体に影響するか
第3章 放射能はいかに環境を汚染するか
第4章 放射能はいかに地球を汚染してきたか
第5章 放射能汚染をいかに防ぎきれいにするか
第6章 原子力発電の現状としくみ
第7章 私たちのまわりにある放射性物質
第8章 原子力に代わるエネルギーはあるのか
著者等紹介
大木久光[オオキヒサミツ]
1944年、福岡生まれ。1968年、九州大学工学部採鉱学科卒業後、三井金属鉱業(株)入社。2007年、NPO土壌汚染技術士ネットワーク副理事長。2009年、NPO環境国際総合機構環境政策研究所主席研究員。2007年、大木環境研究所設立、資源開発、環境保全、土壌汚染関連業務(コンサルティング)開始。技術士(環境保全計画、資源工学)、放射線取扱主任者(二種)、X線作業主任者、公害防止管理者(水質一種)、環境カウンセラー(事業者部門)、環境サイトアセッサー、毒劇物取扱責任者。国内外における「環境」や「資源」に関する講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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放射線、放射線源、放射能の区別を最初に。技術的な事項を図解で分かり易く説明。「はじめに」で、「まるでお化け」とし、「課題評価による恐怖」と「過小評価による危険」を指摘。「風評に惑わされないために」、「リスクコミュニケーションの必要性」を提唱。放射線と放射能を新聞などで、しばしば混同して用い誤解を与えている。風評は、放射線、放射線源をどちらも放射能として表現している事が一つの原因。できれば放射能という用語ではなく、放射線、放射線源という用語で説明すると風評に強くなる。2013/01/17
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