はなしシリーズ
トイレ考・屎尿考

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784765544368
  • NDC分類 383.9
  • Cコード C1351

内容説明

屎尿は、人間の生活に必ずついて回ります。そして、その処分の仕方では、江戸時代のリサイクルシステムは優れていたとの評価は、つとに高いところです。2003年3月に京都で開催されました「世界水フォーラム」では21世紀の水資源が中心課題となっています。生活環境、地球環境を考えますと、屎尿処理を含めた水処理は大きな問題を抱えています。トイレや屎尿、広くいえば下水文化は限りなく生活に密着しすぎているためか、なかなか書き残されることがありません。特に屎尿の行方や処理に世間はますます無関心になっているようです。そこで、本書では、聞き書き、体験記、文学・芸能からの引用、歴史資料の解説および現代語訳、最近の技術動向をわかりやすくまとめました。

目次

プロローグ―屎尿の処分と処理の移り変わり
屎尿汲取り業の一代記
バキュームカーの開発
屎尿積み替えと貨車輸送
海洋投棄とその歩み
日本独自の技術―屎尿消化槽
みやこ肥料―コンポスト化
屎尿汲取りの移り変わり―仙台市から
京都屎尿事情
大正末期の大都市の屎尿停滞―大阪市〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寝なきゃ

1
 環境ホルモンから落語まで幅広い内容。  GHQの押し付けで肥を使わなくなったと思っていたが、都市化と化学肥料の低廉化などの影響で戦前から都市の屎尿処理は大問題だった。昭和九年には州崎あたりで海洋投棄が始まっていた。「浦安の舞」は実現し無かったものの昭和二十年代川崎市塩浜海岸で砂地処理実施。記録映画「し尿の行方」には山林への投棄などの実態も。中世、近代欧州の屎尿処理は日本と比較して遅れていた。2015/11/05

yanapong

0
トイレ・糞尿に関する広範な論考集。2012/01/02

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