目次
命を救うニワトリ(『今昔物語集』巻二十四第二十話)
卵を盗られたニワトリ(『今昔物語集』巻九第二十四話)
夢に現れるニワトリ(『沙石集』巻第九)
警察犬より優秀なニワトリ(小咄)
闘うニワトリ(『日本書紀』巻第十四)
グルメ指南のニワトリ(『本朝食艦』禽部之二)
大喜びのニワトリ(謡曲『初雪』)
恋しいあの人とニワトリ1(『伊勢物語』第十四段)
恋しいあの人とニワトリ2(『男色大艦』巻九)
ことわざのニワトリ(口承)
お調子者のニワトリ(小咄)
天下分け目のニワトリ(『平家物語』巻第十一)
鳴き真似されるニワトリ(『枕草子』第百三十段)
病気を治すニワトリ(『醒睡笑』巻之一)
いたずら好きのニワトリ(落語『べかこ』)
決めかねるニワトリ(『古今著聞集』巻第十一)
思わせぶりなニワトリ(『栄花物語』巻第八)
賢いニワトリ(小咄)
飼われるニワトリ(『農業全書』巻十)
著者等紹介
福井栄一[フクイエイイチ]
上方文化評論家。四條畷学園大学看護学部客員教授。京都ノートルダム女子大学人間文化学部非常勤講師。関西大学社会学部非常勤講師。大阪府吹田市出身。京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。日本の歴史・文化・芸能に関する講演を国内外の各地で行うほか、通算で27冊を超える研究書を出版している。剣道2段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マリリン
37
ニワトリにまつわる昔話。十二支あるなら全部読んでみたいような...。落語や小話・日本書記・謡曲等日常触れる機会がすくないが、ニワトリと人との密接な生活を垣間見たような気がした。昔のニワトリの飼育について書かれているが、人間が嫌がる虫を食べてくれることも家禽として飼われていた理由かもしれない。思わず笑えるものもあるが、謡曲の「初雪」は心に沁みた。コラムも興味深い。子供の頃飼っていたニワトリを思い出す。 生年は酉ではないけど生時は酉。2023/07/05
itokake
12
ニワトリが登場する昔話20話。出典は日本書紀、今昔物語、枕草子、沙石集、醒睡笑、謡曲、男色大鑑、落語、農業全書など幅広い。一番好きな話が謡曲(能)の「初雪」。姫がニワトリの雛をもらった。色が白いので初雪と名付け大事に飼っていたが、ある日死んでしまった。嘆き悲しむ姫のもとに初雪がふと姿を見せ「今は極楽で他の鳥たちと一緒に楽しく暮らしている」と言い去って行く。ペットロスの心に沁みた。すべて現代語訳で読みやすく、コラムも豊富。寝る前に布団の中で読むのにちょうどよかった。本書は干支シリーズ12冊のうちの「酉」。2023/03/15




