出版社内容情報
確率・統計論,確率過程など,確率の基礎数理について詳しく説明するとともに,地震工学,構造信頼性,システム信頼性に軸足を置きつつ,耐震工学や構造力学,企業財務や金融論など,地震リスク評価およびリスクマネジメントに必要な要素技術についても網羅して解説した書。分野独自の解析方法やモデルについて,地震リスク評価という視点から,それぞれの関連性や整合性を把握できるよう,関連立てて記述している。また,重要かつ難解な定式化は,途中を省略せずできるだけ詳細かつ平易に記すよう配慮しており,技術者や研究者のみならず学生にも読みやすい書となっている。
目次
第1章 リスクマネジメントの概念
第2章 確率の基礎数理
第3章 確率過程
第4章 地震危険度
第5章 構造信頼性理論とフラジリティカーブ
第6章 地震リスク評価
第7章 ポートフォリオ地震リスク評価
第8章 財務影響分析
第9章 地震リスクマネジメント
著者等紹介
中村孝明[ナカムラタカアキ]
1979年工学院大学建築学科卒業。1994年横浜国立大学計画建設学専攻 博士(工学)。コンサルタントを経て1990年より(株)篠塚研究所、1998年より主席研究員。武蔵工業大学大学院客員教授、工学院大学大学院建築学専攻非常勤講師、早稲田大学創造理工学部非常勤講師。専門は、リスクマネジメント、アセットマネジメント、信頼性工学
宇賀田健[ウガタタケシ]
大成建設(株)シニアエンジニア。1988年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1990年東京大学大学院建築学専攻修了。工学修士。1990年より大成建設(株)主に原子力施設の耐震安全性評価に関する業務に従事。専門は、信頼性工学、地震危険度評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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