内容説明
本書は、1000年以上も前の奈良時代から始まる日本の街路樹のあゆみを振り返り、その間の先人たちの思想や経験、技術の蓄積を改めて現代に生かすための技術書としてとりまとめたものである。編集にあたってはまず「生命体」である街路樹を扱ううえで、欠くことのできない伝統的な「職人芸」としての実技の世界と、植物の生理や生態などの「科学性」とを整合させることに力点を置いている。
目次
街路樹解説(「街路樹」と「並木」;日本の道路並木のあゆみ;街路樹の効果;美しい街路樹が少ない理由 ほか)
樹種別解説(日本のハーディネスゾーン(植栽適温帯)
主な都市と指標樹木
主要街路樹30種
街路樹60種)