目次
1 プロローグ
2 旅の出発
3 セメント産業の創出
4 コンクリート構造物の誕生
5 コンクリートにかけた情熱
6 コンクリートの果たす社会的役割
7 コンクリートの技術革新
8 コンクリートの造形
9 コンクリートの文化性
10 エピローグ
著者等紹介
藤原忠司[フジワラタダシ]
1968年東北大学工学部土木工学科卒業。1970年東北大学大学院修士課程修了。1981年工学博士。1991年岩手大学工学部教授。2003年技術士(建設部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Uzundk
5
あんまり意識して見ていなかったけど、コンクリートこそ今の生活を支える基礎で蟻土台、本当に文字通りの存在だった。コンクリートが日本に導入される前後の歴史と、その過程で日本がセメントの輸出国になった技術的な開発の背景などは特に記憶に残った。先ずは土木の基礎としてRC、PCによって構造物として用途を広げて人々の生活を支えてきた。そして最後には、用途を変えて人々に愛されるコンクリートの建造物にたどり着く。コンクリートと人は対立するものでは無いのだと。2016/05/22
take
0
アンチ「コンクリートから人へ」。コンクリートにかける技術者の思いが素晴らしい。2010/09/09