内容説明
本書の特徴としては、コンクリート工学の多くの問題点を取り上げ、それらの一つ一つを物理的、化学的に深く解明して、詳細に説明している点にあります。また、その説明の方法も、現時点での解明の確度が解るように程度に応じて表現を変えて説明している。さらに、それぞれの考え方の根拠を示すと同時に、それに対する著者の評価も加えられており、したがって読者はそれぞれの問題点について深く理解することができる。
目次
ポルトランドセメント
各種のセメント状材料
骨材の性質
フレッシュコンクリート
混和剤
コンクリートの強度
硬化コンクリートのその他の問題
コンクリートにおける温度の影響
弾性、収縮、およびクリープ
コンクリートの耐久性
凍結融解の影響と塩化物の影響
硬化コンクリートの試験
特殊な性質のコンクリート
コンクリートの配合割合の選択(配合設計)
著者等紹介
三浦尚[ミウラタカシ]
1940年山口県に生まれる。1963年東北大学工学部土木工学科卒業。1965年東京大学大学院数物系研究科修士課程修了。同年首都高速道路公団。1973年東北大学工学部助教授。1981年東北大学工学部教授。1986年英国リーズ大学客員教授(1987年まで)。1997年東北大学大学院工学研究科教授。2004年東北大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。