内容説明
本書は、1985年刊行の『アプローチ生体成分』を前身として大幅な加筆修正を施したものである。旧著刊行以降のこの分野の進歩発展を考慮し、内容、記述の一新を図る一方、新しいテーマとして生体情報伝達物質、生体抗酸化物質の章を設け、また、コラム欄でも最新の知見や情報をとりあげた。さらに、管理栄養士・栄養士養成施設で学ぶ学生を対象にした生体物質の化学的基礎編という性格を明確にした。そのため、各章末には、管理栄養士国家試験新ガイドライン掲載の関連キーワードを収録している。
目次
序章 基礎知識
第1章 炭水化物
第2章 脂質
第3章 たんぱく質
第4章 核酸
第5章 ビタミン
第6章 生体情報伝達物質
第7章 水と無機質
第8章 生体抗酸化物質
終章 物質と生物
著者等紹介
五明紀春[ゴミョウトシハル]
1942年に生れる。1969年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。学術振興会奨励研究員を経て、1972年女子栄養大学助教授。1980年同教授(栄養学部栄養学科)、現在に至る。専門は食品栄養学。農学博士
グュエン・ヴァン・チュエン[グュエンヴァンチュエン][Nguyen Van Chuyen]
1944年に生れる。1973年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。桜美林短期大学家政科助教授・教授を経て、1991年日本女子大学教授(家政学部食物学科)、現在に至る。専門は生化学・食品機能科学・栄養生理学。農学博士
倉田忠男[クラタタダオ]
1936年に生れる。1966年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。東京大学農学部助手を経て、1978年お茶の水女子大学家政学部助教授。1987年同生活環境研究センター教授。2002年新潟薬科大学教授(応用生命科学部食品科学科)、現在に至る。お茶の水女子大学名誉教授。専門は食品化学・食品栄養科学。農学博士
谷本信也[タニモトシンヤ]
1948年に生れる。1976年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。学術振興会奨励研究員を経て、1981年青山学院女子短期大学助教授。1992年同教授(家政学科)、現在に至る。専門は食品化学・食品栄養化学。農学博士
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